海外AIニュース
2026年10月9日(金)
この日のまとめを読む
10/8(日本時間)前後の海外の AI ニュースから、前の号までで扱わなかった4本を選びました。Anthropic の利用ルールの改定(11/12 発効)、10/14 に迫った ChatGPT・Codex からの GPT-5.5 の退役と乗り換え先、OpenAI が公開した AI の数学論文719本とその取り下げ、Cactus が出した16.9MB の音声文字起こしモデル「Whistle」です。
4本に共通するのは、「いつ・どの範囲で・誰が確かめたか」が本文の中心になったことです。ルールの発効日、退役の期限、論文の確認の段階、数字の測定者が、それぞれ判断の材料になります【推測】。
Anthropic が利用ルールを書き直した。11/12 から、偽アカウントによる世論工作・監視・武器の制御ソフトなどの線引きが細かくなるAnthropic が 10/8、Claude の利用ルール(Usage Policy)の新しい版を公開した。発効は 11/12。同社は、変更の大半は「すでにあるルールを明確にするもの」と説明し、武器・監視の項については実際の取り締まりは変わらないと書いている。
10/14 に GPT-5.5 が ChatGPT と Codex から外れる。乗り換え先とやることをプラン別に整理する(Sol の Ultrafast は 10/8 に提供開始)OpenAI の使い方ページによると、GPT-5.5 は 2026年10月14日に、ChatGPT・ChatGPT Work・Codex のすべてのプラン(個人向け、Business、Enterprise、Edu)から外れる。OpenAI の API は対象外。更新履歴への掲載は 9/14。
OpenAI が、社内モデルの出した数学の論文719本を GitHub に公開。10/7 に、符号の誤りで3本を取り下げたOpenAI は GitHub の「openai/math」に、公開前の社内モデルが作った数学の論文(原稿)719本を置いている。372の「ファミリー」(関連する論文のまとまり)に分け、READMEによれば、モデルに出した問題は約4,000問、1つの結果につき平均3時間分の ChatGPT Pro の思考計算を使った。OpenAI の記事「Sharing AI progress in mathematics」は 10/6 付(記事は開けず、公式 RSS の要旨で確認)。
16.9MB の音声文字起こしモデル「Whistle」が公開された。7言語、CPUだけで動き、Apache 2.0小さな端末向けの AI を作る Cactus が、音声を文字にするモデル「Whistle」を公開した(ブログは 10/2 付)。ファイルは16.9MB 1つで、CPU で動き、依存するソフトは不要。英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・オランダ語・ポーランド語の7言語に対応し、1回に30秒までの音声を処理する。