要約(3行)
- Earendil が 10/1、AI にコーディングを任せる「ハーネス(AI を動かす土台のソフト)」Pi の 1.0 を出した。ターミナルで動き、ライセンスは MIT。会社は「世界で毎週数十万人が使っている」と書いている。
- 1.0 で足したのは、MCP などをつなぐ Codemode、拡張で「仮想のモデル」を作る仕組み、道具の読み込みを後回しにする機能、Anthropic のモデル向けのキャッシュ温め、会話の途中のシステムメッセージ、新しい画面の見た目、全画面が標準になる変更。
- 同じ日に、実験段階のパッケージ「Pi Durable」も出た。長く動き続けるエージェントのアプリを作るための土台で、コーディング用の Pi を置き換えるものではないと説明している。
今後の使い方の流れ
- 入れる。 公式サイト(pi.dev)に、スクリプト・npm・pnpm・bun での入れ方が載っている。スクリプトで入れる場合は、中身を確かめてから実行する。
- 使うモデルを選ぶ。 公式サイトは「15以上の提供元、数百のモデル」から選べ、会話の途中で切り替えられると書いている。
- 自分の作業に合わせて作らせる。 公式の考え方は「機能を足すのではなく、Pi 自身に拡張を作らせる」。サブエージェントや計画モードは最初から入れていない。
- 長く動かしたい用途は Pi Durable を試す。 実験段階で、自分でアプリを組む人向け。
この発表で何が変わりそうか(分析)
- 「何でも入り」ではなく「小さく保つ」ことを売りにしている。 発表は「時間が経っても残ったものだけを入れる」と説明している。機能を増やす競争とは別の道。使う側が足りない機能を自分で足す前提【推測】。
- 「ハーネス」という言葉が定着してきた。 前の号で扱った別の発表(→ DeepSeek が、プラグインで広げられるオープンソースの AI 作業アプリ「Harness」のデスクトップ版を出した)にも同じ言葉が出る。モデルを動かす土台のソフトが、モデルと並ぶ製品として扱われている【推測】。
- 複数のモデルを使い分ける作りが標準に近づく。 「仮想モデル」の例として、計画は Claude Opus、実装は GPT という切り替えを自動でする拡張が発表の中の画面例で示されている。ただし、あくまで画面例で、品質や費用の比較は書かれていない。
- 長時間・複数人・複数の画面から使うエージェントは、別の道具に切り出した。 Pi Durable は、止まっても続きから動き、複数の人が同じエージェントを操作できることを目指すと書かれている。実験段階で、まだ安定版ではない。
- 中の人の言葉:署名した個人の短い発言が無いため、載せない。
出典
- Earendil「Pi 1.0」(2026-10-01)earendil.com ↗
- Earendil「Pi Durable」(2026-10-01)earendil.com ↗
- Pi 公式サイト pi.dev ↗
確認メモ(2026-10-04 に確認):発表2本と公式サイトを開いて、機能の一覧・ライセンス・入れ方を確かめた。「毎週数十万人」は会社の説明で、第三者の数字は確かめていない。ソースコードの置き場(GitHub)と更新履歴は開いていない。使う費用、対応する OS ごとの違いは確かめていない。





