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GPU と計算資源・データセンター:AI の計算を受け持つ部品と、それを置く場所

出典を確かめた日 2026年10月1日(木) / 約7分で読めます

一言で

AI のモデルを学習させたり動かしたりするには、大量の計算が要ります。その計算に使う処理の力・メモリ・記憶装置などを「計算資源」と呼び、GPU や TPU はその計算を速く進める専用の部品です。データセンターは、こうした機械を大量に置いて動かす施設です。

このページで分かること

先に知っておく言葉

計算資源とは

GPU と TPU

Google の用語集は、深層学習の要になる計算のために作られた専用の部品をまとめて「accelerator chip(アクセラレータ)」と呼んでいます。一般向けの CPU に比べ、学習と推論をかなり速く、効率よく進められる、としています。用語集が挙げる例は次の2つです。

用語集によると、こうした部品でモデルを学習させるときは、役目を分けます。全体の流れやデータの下ごしらえは、ふつう CPU で動く「ホスト」が受け持ち、実際の計算は GPU・TPU の上の「デバイス」が受け持ちます。1台に収まらないほど大きいモデルは、部分に分けて複数の装置に載せます(モデル並列)。用語集は、この方法は学習を遅くする、としています。

データセンター

情報通信白書 令和7年版は、次の数字を載せています。

また白書は、スケーリング則に従って、大手の IT 企業を中心に、GPU やデータセンターにお金をつぎ込む競争が激しくなった、と書いています。

電力と環境への影響

関連する言葉

出典

  1. Google for Developers「Machine Learning Glossary」の compute・accelerator chip・Tensor Processing Unit (TPU)・TPU chip・TPU device・TPU Pod・host・device・model parallelism の項 developers.google.com ↗
  2. 総務省「令和7年版 情報通信白書」2025年7月、第Ⅰ部第1章第2節「激化する世界のAI開発競争」 soumu.go.jp ↗
  3. 総務省「令和7年版 情報通信白書」第Ⅰ部第2章第1節「主な課題の概要」 soumu.go.jp ↗
  4. 総務省「令和7年版 情報通信白書」第Ⅰ部第2章第1節「デジタル社会を支える強靱なデジタル基盤の確保」 soumu.go.jp ↗
  5. 総務省「令和7年版 情報通信白書」第Ⅱ部第1章第8節「データセンター市場及びクラウドサービス市場の動向」 soumu.go.jp ↗
  6. NIST「NIST AI 600-1:Artificial Intelligence Risk Management Framework: Generative Artificial Intelligence Profile」2024年7月 doi.org ↗
  7. 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」2026年3月31日 soumu.go.jp ↗

確認メモ:2026年10月1日に、上の出典の原文を開いて確かめました。Google の用語集(2026年4月10日更新の版)は、compute・accelerator chip・TPU の各項・host・device・model parallelism の項を読みました。用語集には GPU だけの項は無く、GPU の説明は accelerator chip の項の例から取っています。情報通信白書 令和7年版は、上の4つのページの本文と注を読みました。データセンターの数・市場の数字・90%の数字は本文の文のとおりで、図は開いていません。AI のインフラ需要の数字は、白書が注で経済産業省の資料を引いているもので、その資料そのものは開いていません。NIST の文書は2.5節「Environmental Impacts」を読みました。AI事業者ガイドラインは第1.2版の本編の、共通の指針「持続可能性の確保」の項を読みました。「CPU」「データセンター(機械を大量に置いて動かす施設)」の言い換えは、確かめた出典に定めが無いため、ふつうの意味を一言で添えたものです。GPU の会社ごとの性能や値段、データセンターの電力の具体的な量は、確かめた出典に共通して書かれていなかったため載せていません。AIログのニュースでは、この言葉が出てくる記事の無料部分はまだ無いため、「ニュースでの出方」の節は置いていません。国の文書は公共データ利用規約にもとづき、内容を言い換えて使っています(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」、総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」を加工して作成)。