OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- Linux 版の ChatGPT デスクトップアプリが使える Linux の種類と、パソコンの中の部品(プロセッサ)の種類
- Ubuntu・Debian・Fedora・Arch Linux それぞれでの入れ方と、あとからの更新のしかた
- 試験提供(プレビュー)の段階でまだ使えない機能と、Wayland での動かし方
先に知っておく言葉
- プレビュー:正式な提供の前の、試しの段階
- ディストリビューション:Linux の種類(Ubuntu・Fedora など)
- プロセッサの種類(アーキテクチャ):パソコンの計算をする部品の種類。x64 と ARM64 の2つに分かれます
- パッケージ:アプリを入れるためのファイル。種類ごとに
.deb・.rpmなどの形があります - パッケージマネージャー:アプリを入れたり更新したりする、Linux の道具(
apt・dnf・pacman) - ターミナル:文字でコマンドを打つ画面
- Wayland:Linux で画面を表示する仕組みの1つ
使える Linux と、部品の種類
Linux 版は、いまはプレビューとして提供されています。対応しているのは、次の Linux のデスクトップ版です。
- Ubuntu 24.04 LTS と 26.04 LTS
- Debian 13
- Fedora 43 と 44
- Arch Linux(すべて最新に更新した状態のもの)
どれも、x64 と ARM64 の両方の部品向けにパッケージがあります。自分の部品の種類は、ターミナルで uname -m を実行すると分かります。x86_64 と出たら x64、aarch64 か arm64 と出たら ARM64 です。
ここに無い Linux でも動くことはありますが、正式には対応していません。
入れ方
公式のページの一覧から、自分の Linux と部品に合うものを選びます。Ubuntu と Debian は .deb、Fedora は .rpm、Arch Linux は入れるためのスクリプト(手順をまとめたファイル)です。
Ubuntu・Debian
- 自分の部品に合う
.debをダウンロードします - ターミナルを開き、ダウンロードしたフォルダに移って、
aptで入れます(x64 ならsudo apt install ./chatgpt_amd64.deb。ARM64 はファイル名がchatgpt_arm64.debになります)
Fedora
- 自分の部品に合う
.rpmをダウンロードします - ターミナルを開き、ダウンロードしたフォルダに移って、
dnfで入れます(x64 ならsudo dnf install ./chatgpt.x86_64.rpm。ARM64 はファイル名がchatgpt.aarch64.rpmになります)
Arch Linux
- ターミナルを開き、公式のページにあるコマンドで、入れるためのスクリプトをダウンロードして実行します
- スクリプトが部品の種類を調べ、OpenAI の署名付きの置き場所を設定して、ChatGPT を入れます。入れる途中で、Linux 全体の更新も行われ、続けてよいか確認されます
入れたあと(どれも共通)
- アプリの一覧から ChatGPT を開きます。Ubuntu・Debian・Fedora では、ターミナルで
chatgptと打っても開けます - ChatGPT のアカウントでサインインし、デスクトップアプリのはじめかた(quickstart)に沿って始めます
更新のしかた
入れたときに、OpenAI の署名付きの置き場所が設定されます。そのあとの更新は、それぞれの Linux のパッケージマネージャーで行います。
- Ubuntu・Debian:
sudo apt updateのあと、sudo apt install --only-upgrade chatgpt - Fedora:
sudo dnf upgrade --refresh chatgpt - Arch Linux:Linux 全体の更新(
sudo pacman -Syu)と一緒に更新します
まだ使えない機能と、Wayland
- Computer Use:Mac と Windows では使えますが、Linux のプレビューではまだ使えません。公式は、今後の版で Linux にも対応するとしています
- Wayland:Wayland のまま動かす対応は、試しの段階です。Wayland の画面では、使えるときは XWayland という部品を通して動きます
- Wayland のまま動かしたいとき:アプリを完全に終了してから、ターミナルで
chatgpt --ozone-platform=waylandと打って開きます。浮かせた窓、窓の位置、選ばれている窓の扱い、キーボードのショートカットなどは、うまく動かないことがあります
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・すすめだけを並べます。
- Linux 版でできること:サインインすると、プロジェクト・パソコンの中のファイル・Codex を使った作業ができます
- 入れたあとの次の一歩として、公式は次の3つを挙げています
- デスクトップアプリのはじめかたに沿って始める
- ブラウザーとつなぐために、Chrome の拡張機能を準備する
- 自分のパソコンのプロジェクトやコマンドについて、許可の範囲(permissions)を見直す
あわせて読む
公式のページ
- ChatGPT desktop app for Linux(Linux 版、英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、公式の Linux 版のページ(英語)を開いて、対応する Linux の種類と版の数字・部品の種類・入れ方と更新のコマンドを突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。ダウンロードの直接のリンクと、Arch Linux のスクリプトを取ってくるコマンドの全文は、公式のページで最新のものを見てもらうため載せていません。「プレビュー」「ディストリビューション」「アーキテクチャ」「パッケージ」「パッケージマネージャー」「ターミナル」「Wayland」「スクリプト」の言い換えは、公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。