OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- Windows 版の ChatGPT デスクトップアプリの入れ方と、Windows 版でできること
- Codex を、決めた範囲の外に触らせずに動かす設定(サンドボックス)と、WSL で動かす切り替え方
- 入れておくとよい開発の道具と、Windows でよく出る困りごとの直し方
先に知っておく言葉
- サンドボックス:Codex が動かすコマンドが、触れる・変えられる範囲を決める仕切り
- PowerShell:Windows に入っている、文字でコマンドを打つ画面
- WSL2:Windows の中で Linux を動かす仕組み(Windows Subsystem for Linux 2)
- ワークツリー:同じプログラムの置き場所の、もう1つの作業用の写し。別の作業を並べて進められます
- Git:ファイルの変更の記録を残し、見比べたり元に戻したりする道具
- 内蔵のターミナル:アプリの中にある、コマンドを打つ画面
- エディタ:プログラムを書く道具(Visual Studio・VS Code など)
Windows 版でできること
Windows 版は、複数のプロジェクトをまたいで作業し、会話を並べて動かし、結果を見直すための1つの画面です。ワークツリー、決まった時刻に動かす作業(scheduled tasks)、Git の機能、内蔵のブラウザー、ファイルのプレビュー、プラグイン、スキルといった主な使い方に対応しています。
Codex は、そのままの Windows の上で PowerShell と Windows のサンドボックスを使って動きます。WSL2 の中で動かす設定もできます。
入れ方
- 公式のページのリンクから、Windows 版の ChatGPT デスクトップアプリをダウンロードします
- 入れたら、公式のはじめかた(quickstart)に沿って始めます
コマンドで入れたい場合は、PowerShell で winget install --id 9PLM9XGG6VKS -s msstore を実行します。
範囲の外に触らせない設定(サンドボックス)
- PowerShell で動かすときは Windows のサンドボックス、WSL2 で動かすときは Linux のサンドボックスが使われます
- どちらの場合も、守りを効かせるには、Codex にメッセージを送る前に、入力欄の下で Ask for approval を選びます
- 公式の注意:何でもできる状態(full access)で動かすと、Codex はプロジェクトのフォルダの外にも触れ、思わぬ形でデータを消すことがあります。公式は、サンドボックスの仕切りは残したまま、決まった例外だけをルール(rules)で認めるやり方を挙げています
自分の作業に合わせる設定
- 開く先のエディタ:Open で開く既定のアプリを、Visual Studio・VS Code などから選べます。プロジェクトごとに変えることもでき、プロジェクトで選んだほうが優先されます
- 内蔵のターミナル:既定のターミナルを選べます。入っているものに応じて、PowerShell・Command Prompt・Git Bash・WSL から選びます。変更は新しく開くターミナルから効きます。開いているターミナルがあるときは、アプリを開き直すか、新しい会話を始めます
WSL を使う
- 初めの状態:アプリは Windows のままの Codex を使い、コマンドは PowerShell で動きます。WSL2 の中にあるプロジェクトも、必要に応じて
wslのコマンドを通して扱えます - WSL の中のプロジェクトを足す:Add new project を押すか Ctrl+O を押し、開いたファイルの画面で
\\wsl$\と打ちます。そこから Linux の種類と、開きたいフォルダを選びます - 公式のすすめ:Windows のままの Codex を使い続けるなら、プロジェクトは Windows 側に置き、WSL からは
/mnt/<ドライブ>/...で開くほうが安定するとしています - Codex 自体を WSL2 で動かす:Settings を開いて、Codex の動かし方を Windows native から WSL に切り替え、アプリを開き直します。開き直すまでは切り替わりません。プロジェクトはそのまま残ります
- ターミナルは別に決める:Codex を WSL で動かしながら、ターミナルは PowerShell のまま使うこともできます
- WSL1 は使えません:Codex 0.114 までは使えましたが、0.115 からは使えなくなりました
入れておくとよい開発の道具
公式は、次の道具が入っていると Codex がよく動くとしています。
- Git:アプリの見直しの欄を動かし、変更を見たり戻したりするのに使います
- Node.js・Python:Codex が作業をより手早く進めるのに使う、よくある道具です
- .NET SDK:Windows のアプリを作りたいときに役立ちます
- GitHub CLI:アプリの中の、GitHub に関わる機能を動かします。入れたら
gh auth loginを実行すると、GitHub の機能が使えるようになります
入れ方は、内蔵のターミナルに winget のコマンドを貼り付けるか、Codex に入れるよう指示します。公式のページに、5つの道具をまとめて入れるコマンドがあります。
困ったとき
- 管理者の権限でコマンドを動かしたい:アプリ自体を管理者として開きます。スタートメニューでアプリを探し、Run as administrator を選びます。Codex は、その権限をそのまま受け継ぎます
- PowerShell がコマンドを止める:Node.js や
npmを PowerShell で使ったことがないときや、Codex が PowerShell 用のファイルを作ったときに、実行の決まり(execution policy)で止まることがあります。公式は、よくある直し方として、決まりをRemoteSignedにするコマンドを挙げています。変える前に、Microsoft の説明を確かめるよう書いています - Git の機能が使えない:Windows に Git が入っていないと、一部の機能が使えません。PowerShell か
cmd.exeでwinget install Git.Gitを実行して入れます \\wsl$から開いたプロジェクトで Git が見つからない:いまのところ、プロジェクトを Windows 側のドライブに置き、WSL からは/mnt/<ドライブ>/...で開くのが一番確かな回り道です
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・すすめだけを並べます。
- Windows 版の向き:プロジェクトをまたいだ作業、会話を並べて動かす、結果の見直し
- 守りを効かせる:送る前に Ask for approval を選ぶ。full access ではなく、サンドボックスの仕切りを残したまま、要る例外だけをルールで認める
- WSL のプロジェクトの置き場所:Windows のままの Codex を使うなら、プロジェクトは Windows 側に置く
- 開発の道具:Git・Node.js・Python・.NET SDK・GitHub CLI を入れておく
あわせて読む
公式のページ
- ChatGPT desktop app for Windows(Windows 版、英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、公式の Windows 版のページ(英語)を開いて、入れ方・サンドボックスの設定・WSL への切り替え方・困ったときの直し方を突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。組織でまとめて入れる方法、承認を求めない設定(approval policy を never にする)、決まった処理を動かすスクリプトの Windows での書き分け、WSL の中の CLI と設定・サインイン・履歴を共有する方法、Cmder が一覧に出ないときの直し方、5つの道具を入れるコマンドの中身は、使い始める目的に要らないので載せていません。「サンドボックス」「ワークツリー」は公式の用語集の説明に沿って言い換えました。「PowerShell」「WSL2」「Git」「内蔵のターミナル」「エディタ」の言い換えは用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。