OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- Codex のモデルを速く動かす2つの設定(Fast・Ultrafast)と、それぞれ使えるモデル・契約・入口
- 速くすると、契約の使用量やクレジットが通常の何倍の割合で減るか
- API キーでサインインしているときの料金の扱い
先に知っておく言葉
- Standard:速さを上げない、通常の動かし方。倍率はこれを1として数えます
- Fast モード:対応するモデルを速く返事させる代わりに、クレジットを多く使う速さの設定
- Ultrafast:GPT-6 Astra をさらに速く動かす設定。使える契約が限られます
- クレジット:ChatGPT の使用量を払うための単位。公式は、契約に含まれる使用量と、買い足したクレジットを分けて書いています
- トークン:AI が文章を区切って数える単位。返事を作る速さもこれで数えます
- ChatGPT でのサインイン:ChatGPT のアカウントと、そのワークスペースの権限を使ってサインインすること
速さと使用量の関係
公式は、Codex ではモデルの速さを上げられる代わりに、使う量が増える、としています。ChatGPT Work と Codex は、料金・クレジット・使用量の上限を共通で使います。
Fast モード
- 使えるモデル:GPT-6.1 Sol・GPT-6 Astra・GPT-6 Sol・GPT-6 Luna(提供されている所で)
- 速くなる割合:公式が数字を出しているのは、GPT-5.6 と GPT-5.5 の1.5倍だけです
- 使える入口:ChatGPT でのサインインのときの、デスクトップアプリ・CLI・IDE 拡張機能
- 使用量の減り方(対応するモデル、Standard と比べて):
- 契約に含まれる使用量:2.5倍の割合で減ります
- 買い足したクレジットと、Enterprise の使った分だけ払う契約:2倍の割合で請求されます
- この倍率は料金の話で、速さの倍率ではありません
- デスクトップアプリでの選び方:モデルの公式ページでは、入力欄の下の切り替えで Advanced を開くと、モデル・考える深さと並んで速さを選べる、とあります
- CLI での切り替え:
/fastで入れたり切ったりします。設定ファイルで最初からオンにしておくこともできます
Ultrafast
- 速くなる割合:GPT-6 Astra Ultrafast は、Codex で Standard の GPT-6 Astra より、トークンを作る速さが最大8倍です。これは返事を作る速さの比べで、料金の倍率や、作業が終わるまでの時間の比べではありません
- 使える契約:Codex と ChatGPT Work で、Pro(月500ドル)と、条件を満たす Enterprise・Edu
- それ以外の自分で申し込む契約は、クレジットを買い足しても、提供の始めの時点では使えません
- 米国の外で処理することを求めるワークスペースでは使えません。ワークスペースの所在地だけでは決まりません
- Pro(月500ドル)での減り方:先に契約に含まれる使用量を使い、それを使い切るとクレジットを使います
- 使用量の減り方(GPT-6 Astra、Standard と比べて):
- 契約に含まれる使用量:8倍の割合で減ります
- 買い足したクレジットと、Enterprise の使った分だけ払う契約:6倍の割合で請求されます
- この倍率も料金の話で、速さの倍率ではありません
- Enterprise:最初は切ってあります。ワークスペースの持ち主が、選んだ人かワークスペース全体に使えるようにします
- GPT-6.1 Sol:Standard と Fast は使えます。Ultrafast は、あとから対応するとされています
API キーでサインインしているとき
API キーで使うと、API のトークンの料金で数えられ、上の ChatGPT のクレジットの倍率はかかりません。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 速さのページは、速さと引き換えに使用量が増える、という関係を示すだけで、どの作業に Fast や Ultrafast を使うとよいかの例は挙げていません
- モデルのページは、デスクトップアプリの Power の設定で、速く・少ない使用量で済ませたいときは Faster の側へ動かす、としています。速さを指定して選ぶときは、Advanced を開いてモデル・考える深さ・速さを選ぶ、とあります
あわせて読む
- Models と Model selection:使えるモデルと、選び方
- Authentication:ChatGPT のアカウントか API キーでサインインする
- Codex(ChatGPT desktop app):インストールから、はじめての指示まで
公式のページ
- Speed(速さ、英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
- Models(モデル。デスクトップアプリでの選び方と GPT-6.1 Sol の速さに使いました)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、上の2つの公式ページ(英語)を開いて、対応するモデルの名前・速さの倍率・使用量の倍率・使える契約を1つずつ突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。CLI の画面の下に Fast の表示を出す操作と、設定ファイルに書く項目の名前、Enterprise の契約の種類ごとの条件と使いすぎを抑える設定、API での Ultrafast の使い方は、デスクトップアプリで使うのに要らないため載せていません。GPT-5.5 が2026年10月14日に ChatGPT・ChatGPT Work・Codex で使えなくなること(API はそのまま)も速さのページに書かれていますが、モデルの選び直しの話なので、モデルのガイドにまとめています。公式の用語集では Fast モードの対象が「CLI と IDE 拡張機能」となっていますが、速さのページではデスクトップアプリも含めているため、速さのページに合わせました。「クレジット」「トークン」「Standard」の言い換えは、公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。