OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- デスクトップアプリで
/reviewと打ち、手元の変更を Codex に点検させる流れと、結果を受けて直しを指示するやり方 - Code Review の画面で、GitHub のプルリクエストを読み、質問し、点検の結果を送るまで
- GitHub のプルリクエストに
@codex reviewと書いたり、自動の点検をオンにしたりして、Codex に点検させる方法
先に知っておく言葉
- Git:ファイルの変更の記録を残す仕組み
- リポジトリ:Git で管理しているコードの置き場所
- プラグイン:スキルやつなぎ先などの機能をまとめて入れられるもの。Code Review もその1つです
- プルリクエスト:GitHub で、自分の変更を本筋に取り込んでもらうために出す申し出
- ブランチ:本筋から分けて作業を進めるための、変更の流れ
- レビューの画面(Review pane):デスクトップアプリで、差分・コメント・Git の変更を見る画面
- 差分(Diff):Git で見たファイルの変更のまとまり。見る・コメントする・取り込む・取り消すの対象になります
- インラインコメント:差分の決まった行に付ける意見
- ハンク(Hunk):差分の中の、ひと続きの変更の固まり
- サンドボックス:Codex のコマンドが触れる範囲を区切る囲い
- 確認を求める決まり(Approval policy):Codex が動く前に、いつあなたに聞くかの決まり
- AGENTS.md:Codex にいつも守ってほしい決まりごとを書いておくファイル
手元の変更を点検させる(デスクトップアプリ)
/review は手元のリポジトリの変更を、Code Review のプラグインはプルリクエストを扱います。
- Git で管理しているフォルダのプロジェクトを開きます。まだ Git で管理していなければ、アプリが作るかどうかを聞いてきます
- 入力欄に
/reviewと打ちます - Review against a base branch(もとのブランチとの違い)か Review uncommitted changes(まだ記録していない変更)を選びます
- Codex は大事な順に問題を挙げます。点検のあいだ、作業中のファイルは書き換えません
結果は、レビューの画面にインラインコメントとして出ます。最初の設定では今の会話の中で点検が進みます。別の会話に分けたいときは、Settings > General > Code review で Detached を選びます。
レビューの画面に出るのは、Codex が変えたものだけではありません。自分で変えたものも含め、リポジトリの記録前の変更がすべて出ます。最初は Unstaged の表示で、ほかに Staged・Commit・Branch・Last turn(Codex の直前のやり取りでの変更)に切り替えられます。
結果を見て、直しを指示する(デスクトップアプリ)
- 行ごとに意見を付ける:レビューの画面で、気になる行にカーソルを合わせ、出てくる + を押して意見を書きます。書き終えたら会話に戻ってメッセージを送ります。公式は、たとえば「インラインコメントに沿って直し、範囲は小さく」のように、何をしてほしいかをはっきり書くように、としています
- 残す・捨てる:変更ぜんぶ・ファイルごと・ハンクごとに、取り込む(stage)・外す(unstage)・取り消す(revert)ができます。一部だけ受け入れたいときは取り込み、要らないものは取り消します
- Codex に直させる:見つかった問題を直すよう指示したときは、ふだんの「サンドボックス」と「確認を求める決まり」の設定がそのまま効きます
GitHub のプルリクエストを見る(Code Review の画面)
デスクトップアプリと Web で使えます。GitHub のプルリクエストの点検は一般に提供されています。GitLab のマージリクエストへの対応はプレビュー(試しの提供)です。
- サイドバーから Code Review を開きます(デスクトップアプリでは、入れたプラグインからサイドバーに固定できます)
- 聞かれたら、点検したいリポジトリに入れるアカウントをつなぎます
- サイドバーからプルリクエストを選ぶか、検索欄にリンクを入れます
- Summary で説明・動き・コメント・チェックの結果を、Changes で変わったファイルと差分を見ます
デスクトップアプリでは、Review with Codex を押すと新しい会話で点検が始まります。プルリクエストの会話で、期待する動きを書いて説明や調べものを指示することもできます。
会話の中で点検しても、コメントの投稿・承認・本筋への取り込み(merge)は起きません。どれを伝えるかは自分で決めます。Summary や Changes でコメントを投稿すると、Submit review を待たずにすぐ GitHub などへ送られます。Submit review では Comment・Approve・Request changes を選んで送ります。
GitHub の上で Codex に点検させる
始める前に、Codex につないだ GitHub のリポジトリと、Codex の点検の設定画面に入れることが要ります。
- その場で点検させる:プルリクエストのコメントに
@codex reviewと書きます。Codex が 👀 で反応し、チームの人と同じ形で点検を投稿します。GitHub では、優先度の高い P0 と P1 の問題だけを挙げます。たとえば@codex review for issues in the database migrationのように、見てほしい所を足すこともできます - リポジトリで自動の点検を設定する:つないだリポジトリと、その設定を変えられる GitHub の push か admin の権限が要ります。Codex の点検の設定画面でリポジトリを選び、Review code の Automatic review をオンにします
- 自分のプルリクエストを自動で点検させる:同じ設定画面の Personal preferences で Automatic review をオンにし、Review trigger でいつ動くかを選びます。点検をオンにしたリポジトリで、
@codex reviewを書かなくても動きます - 直させる・ほかの作業をさせる:
@codex fix the P1 issueのように書くと、Codex はプルリクエストを手がかりに、以前の形のクラウドの会話(legacy cloud chat)を始め、権限があればブランチに直しを送ります。review以外の言葉で@codexを書いたときも、同じ形の会話が始まります
Codex が反応しないときは、そのリポジトリで点検をオンにしたか、プルリクエストが Codex につないだリポジトリのものか、@codex review を正しく書いたか、自動の点検の設定とプルリクエストの出来事が合っているかを確かめます。
点検の決まりを AGENTS.md に書く
公式の GitHub の点検のページでは、Codex はリポジトリの AGENTS.md を探し、当てはまる点検の決まりに従う、と説明しています。## Code Review Rules の見出しを、決まりの対象のコードにいちばん近い AGENTS.md に足します。リポジトリ全体の決まりはいちばん上の AGENTS.md に、一部だけの決まりはその下のフォルダの AGENTS.md に置きます。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 承認の前に調べる:Code Review の画面は、承認する前に問題になりそうな所を調べるために使う、としています
- 証拠を求める:変更の要約と危ない点を説明させ、そのあと、引き合いに出されたコードとテストを自分で確かめるように、としています。たとえば、何も当てはまらないときの動きについて、通る道筋とテストを見せ、確かめが済んだ所とまだの所を分けて説明させる例があります
- インラインコメント:行に付けるので全体への指示より正確に応えられ、正しい直しへ導くいちばん速い方法であることが多い、としています
- 結果は差分と照らす:デスクトップアプリでは、直すと決める前に、挙がった問題を最新の差分・期待する動き・テストと照らすように、としています。自動のクラウドの点検の結果も、差分と照らすように、としています
- 点検の決まりの書き方:はじめは、点検する人がよく説明している確かめごとを2〜3個、短く書くようにすすめています。そのうえで、名前の変わりやすい部品よりも結果で書く・安全な道や例外も書く・書式などの機械的な確かめは CI(自動で走らせる確かめ)に任せる、としています。代表になるプルリクエストで
@codex reviewを試し、結果を見て決まりを絞ったり、余計な指摘を生む決まりを外したりするように、ともしています - 点検の決まりはテストの代わりではない:テスト・ブランチの保護・必須の承認の代わりにはならない、としています
あわせて読む
- AGENTS.md(Custom instructions with AGENTS.md):決まりごとを読ませる
- Agent approvals & security と Sandbox:外につながない・フォルダの外に触らない仕組み
公式のページ
- Code review(コードの点検、英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
- Review GitHub pull requests with Codex(GitHub のプルリクエストを Codex で点検する)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、上の2つの公式ページ(英語)を開いて、コマンドとボタンの名前・点検の範囲の名前・GitHub での書き方・提供の段階(一般提供とプレビュー)を1つずつ突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。Code review のページは、デスクトップアプリ・Web・CLI・IDE 拡張機能で表示を切り替えると中身が変わります。このページは主にデスクトップアプリの説明で、Web で使えるのは「GitHub のプルリクエストを見る」の手順と、会話での点検を送るまでの流れです。載せなかったもの:CLI と IDE 拡張機能での /review の選び方と設定(review_model・chatgpt.reviewDelivery など)、Web で手元のファイルを上げて点検させる方法、自分あての点検の一覧・ピン留め・Mark as viewed・つながったプルリクエストの Stack・Threads・チェックの失敗を会話に添える Fix、点検の指示を決めておく Review instructions と説明の形の選択(Comic book など)、複数のリポジトリの表示の切り替え、画面での細かい操作、画像の付いた説明を編集できないこと、GitLab での使い方、Security Review(研究用プレビューの、より深いセキュリティの点検)、AGENTS.md の点検の決まりの書き方の例。いずれも、はじめて点検を使うのに要らないため外しました。「Git」「リポジトリ」「ブランチ」「プルリクエスト」「CI」「P0・P1」の言い換えは、公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです(プルリクエストは、用語集に「Pull request review」はありますが、プルリクエストそのものの説明はありません)。