OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- Codex Cloud を使うと、自分のパソコンが眠っている間も、インターネットの向こうで Codex にプログラムづくりの作業を続けさせられること。使い始めの5ステップ
- 作業の出発点になる「クラウドの環境」の作り方・公開のしかた・あとからの直し方
- インターネットへの接続や鍵の渡し方と、いまのところ Codex Cloud でできないこと
先に知っておく言葉
- Codex Cloud:インターネットの向こうで動く、プログラムづくりの作業。作業ごとに専用の作業場所・リポジトリ・道具を持ちます
- Cloud environment(クラウドの環境):Codex Cloud の作業で使い回す、リポジトリ・必要な部品・道具・アクセスの設定のひとまとめ
- リポジトリ:プロジェクトのファイル一式と、その変更の記録の置き場所
- GitHub:リポジトリを預けておくインターネット上のサービス
- コミット:変更を記録として残すこと
- プルリクエスト:変更を取り込んでもらうために出す、変更のまとめ
- 環境変数(Environment variable):作業の間、プログラムが読める設定の値
- Network secret:決まった HTTPS のサービスに送るための鍵。プログラムには代わりの文字が渡り、許した行き先に送るときだけ本物に差し替わります
- VM:クラウドの中に用意される、作業用の1台のパソコン
Codex Cloud でできること
- Web・スマホ・デスクトップアプリから使い、コードを直す・コマンドを動かす・結果を確かめる、ができます
- 作業はクラウドで動くので、自分のパソコンが眠っていても続きます
- 作業ごとに、公開した環境から切り分けた専用の作業場所が用意されます
- 終わったら、変わったファイルと試しの結果を見て、追加の直しを指示するか、コミットやプルリクエストに進みます
始め方(はじめての環境づくり、5ステップ)
- ChatGPT を開く:Web かデスクトップアプリで開き、ChatGPT のアカウントでサインインします
- 環境を作るか選ぶ:新しい作業で Work in > Cloud を選び、Select environment を開きます。はじめてなら Create environment を選びます。使える環境がもうあれば、それを選んですぐ始められます
- Codex に準備させる:GitHub のリポジトリを選んで Get started を押します。GitHub をつなぐよう出たら、つなぎます。Codex がリポジトリを調べ、必要な部品と道具を入れ、作業の流れを試します。足りないアクセスや情報を聞かれたら渡します。使いたいバージョン・コマンド・サービスを指定することもできます
- 確かめて公開する:準備の報告・設定・ファイルを見て、残りを片付けてから変更を保存し、Publish を押します。Environment published と出るまで待ちます
- 作業を始める:Start a new task を選び、してほしいことを書いて送ります
環境は Settings > Codex Cloud > Environments > Create environment からも作れます。準備の手順を自分で書く必要はなく、会話の中で整えられます。Codex は確かめた準備を、部品を入れる手順(Install script)と、サービスを立ち上げて動くか確かめる手順(Start skill)の2つの欄に残せます。
保存・公開・共有は別の操作です。保存は設定をしまうこと(一部の設定はすぐ効きます)、公開は準備したファイル一式を新しい作業の出発点にすること、共有はその環境をだれが使えるかを決めることです。
作業の続け方と、環境の直し方
- 新しい作業:公開した環境の出発点から始まります
- 続きの作業:その作業が保存したファイル(まだコミットしていない変更や、入れた道具も)のまま続きます
- リポジトリの最新化は裏で自動で行われ、部品のたくわえは残ります。部品を入れる手順や立ち上げの手順はやり直しません
- 同じ作業を開き直せば、ほかの機器からでも続けられます。スマホでは Codex を開き、使える環境を選びます。環境は先に Web かデスクトップアプリで作って公開しておきます
- 作業の保存された状態は、既定では、最後にやり取りを始めたか再開してから最大7日間戻せます
- 公式は、大事な作業はコミットするか、要る結果を保存するように、としています。保存された状態は変更の記録の代わりにはなりません
環境を直すときは、Settings > Codex Cloud > Environments で環境の … から Edit を選び、変えたいことを書きます。Codex が準備して試したら、変更を保存して Republish を押します。直した中身は新しい作業から使われ、もう始めている作業はそれまでの状態のままです。一覧で Unpublished の印が付いた環境は、準備を終えて Publish を押すまで作業に使えません。
インターネットと鍵の渡し方
- 環境の設定で Allow Codex to access internet をオンにします
- Allow domains で Package managers(部品の配布元などをまとめて許す)か Custom domains only を選び、要る行き先を Additional allowed domains に足します。広くつなぐ必要があるときは All (unrestricted) を選びます
- 保存して準備の中で試し、公開か公開し直しをしてから、新しい作業でつながるか確かめます
行き先を許しても、そのサービスの鍵や権限が渡るわけではありません。足りない設定は Codex が見つけ、推し量れない値は聞いてきます。値は、環境の設定で Environment variables か Network secrets の横の Manage から入れます。
- 環境変数:プログラムが直接読む値。そのまま渡ります
- Network secret:Key・Value・Allowed domains を決めます。Key は環境変数と違う名前にします。差し替わるのは、準備の間と作業の間の、443番ポートの HTTPS の通信です
- 自分だけの値:Settings > Codex Cloud の Personal vault で、自分の環境変数や Network secret を前もって登録できます。共有された環境は、要る値を一人ひとりが自分のアカウントから入れるよう求めることがあります。共有されるのは「この値が要る」という条件で、自分の鍵は共有されません
作業用パソコンの大きさ(既定)
作業ごとの VM には、既定で次の大きさが用意されます。
- Plus・Edu Plus:CPU 2つ、メモリ 8 GiB、保存領域 8 GiB
- Pro・Business・Enterprise、Edu・Edu Pro:CPU 4つ、メモリ 16 GiB、保存領域 32 GiB
いまのところできないこと
- パソコンやブラウザーの操作(Computer Use とブラウザーの利用)と、GitLab・自分で立てた GitHub Enterprise Server は、まだ対応していません。公式は今後の予定に入れています
- リポジトリに入れたスキルは使えます。自分のパソコンにある個人のスキルは、クラウドの環境には写りません
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 扱える作業:たとえば、不具合の調べから機能づくりまで
- 作業をリモートで動かしたいとき:要るリポジトリと道具をそろえたクラウドの環境を Codex に渡す
- いくつもの作業が同じ準備を使うとき:公開した環境から作業を始め、作業ごとの状態は分けておく
- 作業にサービスの鍵が要るとき:許した HTTPS のサービスには Network secret を使い、環境の行き先を絞る
- ターミナルから始めたいとき:CLI から作業を始めたり、最近のクラウドの会話とその様子を一覧で見たりする
- 準備を任せる:リポジトリを調べて部品と道具を整えるのを Codex に任せ、公開の前に確かめを見る
あわせて読む
公式のページ
- Codex Cloud(英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
- Cloud environments(クラウドの環境)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、上の2つの公式ページ(英語)を開いて、手順の数と順番、ボタンと設定の名前、作業用パソコンの大きさ、保存された状態を戻せる日数、いまできないことを1つずつ突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。Enterprise のワークスペース向けの内容(環境をワークスペースに共有する手順と権限、Slack や Microsoft Teams から作業を始める方法、管理者が決める安全の決まり(Agent Security)、申し込んで使う OIDC での一時的な鍵の取得、より大きな VM)、社内のネットにつなぐ VPN(いまは Tailscale に対応)、Package managers でまとめて許される行き先の一覧、送り元の IP で通信を絞るサービス向けの案内、つまずいたときの確かめ方の細かい手順は、使い始めに要らないため載せていません。コードの点検や Linear・GitHub との連携に使う古い版(Codex Cloud (Legacy))は、公式が今後なくす予定としているため載せていません。「リポジトリ」「GitHub」「コミット」「プルリクエスト」「VM」の言い換えは、公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。「Codex Cloud」「Cloud environment」「環境変数」「Network secret」は、公式の用語集の説明に沿っています。