OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- Computer Use で、ChatGPT にほかのアプリを画面の上で操作させるための準備(プラグインと、macOS での許可)
- 向いている作業と、指示の出し方(
@Computerや@アプリ名) - アプリごとの許可のしくみ、Windows では手前の画面で動くこと、公式の安全の注意
先に知っておく言葉
- Computer Use:ChatGPT が、画面を通してほかのアプリを操作できる、デスクトップアプリの機能
- ChatGPT Work:調べもの・分析や、文書・スライド・表などの仕上がったものを作る、ChatGPT の中のエージェント(AI の働き手)
- プラグイン:スキルや道具などをひとまとめにして、入れて使えるようにしたもの
- 画面収録(Screen Recording)・アクセシビリティ(Accessibility):macOS の許可の種類。前者は画面を見るため、後者はクリックや入力をするため
- MCP サーバー:MCP(Codex を外の道具や情報につなぐための決まった形)を通して、道具や情報を出すもの
- サンドボックス:Codex のコマンドが触れる範囲を限る囲い
- 仮想マシン:1台のパソコンの中に作る、別のパソコンのように動く仕組み
使える場所
対応している地域で、ChatGPT デスクトップアプリの macOS 版と Windows 版の、ChatGPT Work と Codex で使えます。使うには Computer Use のプラグインを入れます。macOS では、聞かれたら画面収録とアクセシビリティを許可します。
準備(デスクトップアプリ)
- ChatGPT を選んで切り替えで Work にするか、Codex を選びます
- Plugins > Computer Use を開き、出たら Install plugin を選びます。Enable と出たら、それを選びます
- Computer Use のサーバーとスキルの切り替えをオンにし、Try now で始めます
- Settings > Computer use で、どのアプリを使わせるかを確かめます。つないだブラウザーには Manage が出ます。次からも使ってよいと許したアプリは、Always-allowed apps に並びます
- macOS では、聞かれたら Screen Recording(対象のアプリを見る)と Accessibility(クリック・入力・移動)を許可します。Windows では、作業の間、対象のアプリを今のデスクトップに見えるように出しておきます
指示の出し方
指示の中に @Computer か @アプリ名 を書くか、Computer Use を使うように書きます。操作してほしいアプリ・ウィンドウ・流れを、はっきり書きます。
公式は指示の例として、次の2つを挙げています(ここでは内容を日本語で短く言い換えています)。
- Computer Use でアプリを開き、はじめに出る案内の画面の不具合を再現して、原因になっているいちばん小さな所を直す。直すたびに、同じ画面の操作をやり直す
@Chromeを開き、最新の変更のあとも支払いの画面が動くかを確かめる
画面写真や見た目での判断が要る難しい作業では、モデルの選択欄に GPT-6 Astra があれば、それを選ぶのが公式のすすめです。
許可のしくみ
- 許可は2種類あります。macOS の画面収録とアクセシビリティは、パソコン側の許可です。ChatGPT の中のアプリの承認は、どのアプリを使わせるかを決めるものです
- ファイルの読み書きやシェル(文字で命令を打つ仕組み)のコマンドは、Computer Use を使っていても、その作業のサンドボックスと承認の設定に従います
- ChatGPT が見て操作できるのは、許したアプリだけです。作業中にアプリを使う前に、許可を求めてきます。Always allow を選ぶと、次からそのアプリは聞かずに使います。外すときは、デスクトップアプリの設定の Computer Use の所から外します
- 大事な操作や影響の大きい操作の前にも、許可を求めることがあります
- ワークスペース(仕事で使うときのアカウントのまとまり)の管理者は、使えるアプリや、承認を残せるかを制限できます
- 見えない・操作できないとき:macOS では System Settings > Privacy & Security で、Codex Computer Use の Screen Recording と Accessibility を確かめます。Windows では、対象のアプリが今のデスクトップに見えているかを確かめます
Windows では手前の画面で動く
Windows の Computer Use は、今使っているデスクトップで動きます。同じ Windows を自分が使いながら、裏で動かすことはできません。作業の間は、ChatGPT がポインターを動かし、文字を打ち、手前の画面を使います。
席を外す間も続けさせたいときは、Windows をロックせずインターネットにつないでおきます。そのうえで、スマホからの遠隔の操作(Codex Remote)で様子を見て指示を送るか、Windows の仮想マシンの中でデスクトップアプリを動かして、ふだんのデスクトップの代わりにそちらを操作させます。
Mac がロックされたあとも使う(locked use)
macOS だけの機能で、自分でオンにしたときだけ動きます。Mac がロックされたあとに、つないだ別の機器から Computer Use を使う作業を始めたいときのものです。
- アプリの Settings > Computer Use を開きます
- locked use をオンにします
- Mac の画面がロックされたあと、つないだ機器から Computer Use を使う作業を始めます
オンにすると、ChatGPT は Mac のロック解除の流れに加わる Apple の仕組み(authorization plug-in)を入れます。解除は、動いている Computer Use の作業のための、ごく短い間だけです。その間は手元からの操作を止め、すべての画面を覆います。手元のキーボードやポインターが動いたら Mac をロックし直し、自分で解除するまで自動の解除を止めます。どこからでも Mac のロックを外せる仕組みではなく、ほかのアプリが解除に使うこともできません。
公式の安全の注意
作業の間、ChatGPT は対象のアプリの画面の中身を見て、画面写真を撮り、ウィンドウ・メニュー・キー入力・コピーした内容を扱えます。対象のアプリに見えているもの、ブラウザーのページ、そのアプリで開いたファイルは、ChatGPT が扱うかもしれない材料になります。
- 一度に任せるアプリや流れは、はっきりした1つにする
- いつでも作業を止めたり、自分で操作を取り戻したりできる
- 要らない大事なアプリは閉じておく
- 秘密の値が要る作業は、その場にいて1つずつ承認できるとき以外は避ける
- アプリの許可を求められたら、中身を見てから許す。Always allow は信頼できるアプリだけにする
- アカウント・安全・プライバシー・ネットワーク・支払い・鍵にかかわる設定では、その場にいる
- 違うウィンドウを触り始めたら、作業を取り消す
ブラウザーを使わせると、サインイン済みのページも操作できます。自分で操作するのと同じつもりで確かめます。ページには悪意のある内容やまぎらわしい内容があり得ます。また、承認したクリックやフォームの送信は、サイトからはあなたのアカウントの操作として扱われることがあります。自分もブラウザーを使い続けたいときは、別のブラウザーを使うよう指示します。
Computer Use では、ターミナルのアプリと ChatGPT 自身は操作できません。パソコンの管理者としてのサインインや、安全・プライバシーの許可の画面を承認することもできません。デスクトップアプリで変えた内容は、ファイルに保存されてプロジェクトの記録に入るまで、変更を見る画面(review pane)に出ないことがあります。ChatGPT のデータの扱いの設定は、Computer Use が撮った画面写真にも当てはまります。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 選ぶ目安:ファイルやコマンドの結果だけでは確かめにくい、画面の操作が要る作業
- ChatGPT が作っている macOS アプリ・Windows アプリ・iOS シミュレーターの流れ・ほかのデスクトップアプリを試す
- ふだんのブラウザーが要る作業をする
- 画面の上でだけ起きる不具合を再現する
- 画面をクリックしてたどる必要がある、アプリの設定を変える
- プラグインでは取れないアプリやデータの情報を見る
- macOS で、自分が別のことをしている間に、範囲を決めた作業を裏で進める
- 2つ以上のアプリにまたがる作業をする
- 手元で作っている Web アプリ:まずはアプリの中のブラウザーを使う
- 専用のプラグインや MCP サーバーがあるアプリ:データを取る・同じ操作をくり返す、にはそちらを使い、画面を見て操作する必要があるときに Computer Use を選ぶ
- 範囲を決めて使う:Computer Use はプロジェクトの外のアプリやパソコンの状態にも影響し得るため、範囲を決めた作業に使い、許可を求められたら確かめてから進める
あわせて読む
公式のページ
- Computer Use(英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、上の公式ページ(英語)を開いて、使える場所、準備の手順、ボタンと設定の名前、許可のしくみ、Windows と macOS での違い、安全の注意を1つずつ突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。Windows で、聞かずに開いてよいアプリを設定ファイル(config.toml)に書く方法と、古い設定ファイルからの移し替え、管理者が Computer Use を止める設定ファイル(requirements.toml)は、はじめて使うのに要らないため載せていません。「画面収録」「アクセシビリティ」「仮想マシン」「シェル」「ワークスペース」の言い換えは、公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。「Computer Use」「ChatGPT Work」「プラグイン」「MCP サーバー」「サンドボックス」「review pane」は、公式の用語集の説明に沿っています。