OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- Codex CLI は、ターミナルから Codex を動かす版です。Mac・Linux・Windows への入れ方と、新しい版への上げ方
- はじめて起動したときのサインインと、最初の指示の出し方
- 公式が挙げている、CLI で使える主な機能(前の Chat に戻る・画像を渡す・ネットで調べる など)と、CLI が向いている場面
先に知っておく言葉
- Codex CLI:ターミナルで、対話しながら、またはスクリプト(決まった手順を書いたファイル)から Codex を動かす版
- ターミナル:文字でコマンド(パソコンへの命令)を打って動かす画面
- Chat:ChatGPT や Codex とのやり取りを残しておく場所。それまでの手がかり・結果・操作も入ります
- Git:ファイルの変更を記録しておき、前の状態に戻せるようにする仕組み
- リポジトリ:Git で記録しているコードの置き場所。ここでは、パソコンの中のプロジェクトのフォルダ
- Diff:確かめるために表示される、Git のファイルの変更のまとまり
- サブエージェント:1つの作業の一部を受け持つために立ち上げる、専門の手伝い役
- Sandbox:Codex が動かすコマンドが触れたり書き換えたりできる範囲を区切る囲い
- MCP:Codex をほかの道具や情報源とつなぐための決まった形
- Skill:くり返す作業の手順をまとめ、指示や補助のファイルを入れたもの
- codex exec:スクリプトや CI から、対話せずに Codex を動かす CLI のコマンド
- CI:コードを変えるたびに、決まった確かめを自動で走らせる仕組み
入れ方と、新しい版への上げ方
公式は4つの入れ方を載せています。どれか1つを選びます。
- Mac・Linux(専用のインストーラー):入れるときも上げるときも、同じコマンドです
curl -fsSL chatgpt.com ↗ | sh
- Windows(専用のインストーラー):PowerShell で打ちます。入れるときも上げるときも、同じコマンドです
powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm chatgpt.com ↗ | iex"
- npm:入れるときも上げるときも
npm install -g @openai/codexです - Homebrew:入れるときは
brew install --cask codex、上げるときはbrew upgrade --cask codexです
はじめて使う(3ステップ)
- 入れる:上のどれかの方法で入れます
- 起動してサインインする:プロジェクトのフォルダをターミナルで開き、
codexと打ちます。初回は Sign in with ChatGPT か、ほかに出ているサインインの方法を選びます - 最初の指示を出す:してほしいことを書きます。たとえば、プロジェクトの説明をさせる、範囲をしぼった変更をさせる、不具合の原因探しを手伝わせる、です。公式の例は
Tell me about this project(このプロジェクトについて教えて)です
公式は、変更を元に戻せるように、作業の前と後で Git の記録(チェックポイント)を作っておくことをすすめています。
CLI で使える主な機能
公式のページが、CLI で使える機能として挙げているものです。細かい使い方は、それぞれの公式ページにあります。
- ターミナルの中で作業を回す(
codex):リポジトリで起動し、知らないコードを調べる・変更の計画を立てる・ファイルを書き換える・手元の開発の道具を動かす、までを続けられます。Codex が動いている最中に向きを直したり、出てくるコマンドや Diff をその場で確かめたりでき、続きの作業も同じセッションのまま進められます - 前の Chat に戻る(
codex resume):今のリポジトリの最近の Chat を開き直します。古い作業に戻るときは、パソコンの中の Chat を探せます - 画像を渡す(
codex --image):エラーの画面写真・設計の図・デザインの見本を、最初の指示と一緒に渡せます。対話の入力欄に画像を貼ることもできます - 大きな調べものを分ける(サブエージェント):絞った作業を専門の手伝い役に分けて任せるよう指示し、その結果を元のセッションに戻させます
- ネットで調べる(
codex --search):新しい版・説明書・外のサービスの動きに左右される作業で、その回の実行をその場のネット検索を使う形に切り替えます。調べた様子はやり取りの記録に残ります - クラウドに作業を移す(
codex cloud):進行中や終わった Chat を見たり、用意した環境に作業を送ったり、その結果をパソコンのリポジトリに取り込んだりできます - MCP でほかの道具とつなぐ(
codex mcp):パソコンの中や外の MCP サーバーを足し、要るときはサインインし、Codex が使う前に、今のセッションで使える道具を確かめられます - その回の許す範囲を決める(
/permissions):Codex が聞かずにファイルを書き換えたりコマンドを動かしたりしてよい場面を選び、今の Sandbox と書き込める場所を確かめられます - ターミナルに合わせる(
codex completion):使っているシェル(コマンドを受け取って動かす仕組み)の入力補完を作る、コードの色分けの見た目を選ぶ、長い指示を VISUAL か EDITOR に決めたエディタで書く、ができます
ほかに、くり返す指示を Skill にまとめ、Plugin(Skill や外のサービスとのつなぎなどをまとめて入れられるもの)を足して、CLI を出ずにチームの道具やデータとつなげることや、まだ記録していない変更・1つの記録・元にするブランチを相手に、点検だけを走らせることもできます。点検では Codex は作業中のファイルを書き換えず、大事な順に気づいた点を返します。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- ターミナルで作業する人:リポジトリを調べる・書き換える・動かすを、1つの流れで続けられます
- スクリプトや CI が要るとき:くり返す手順の中で、対話しないコマンドとして動かせます
- 手元でコードの点検をしたいとき:記録する前や、プルリクエスト(変更を取り込んでもらう申し出)を出す前に、変更を確かめられます
- 作業をクラウドに任せたいとき:クラウドで Chat を始めて、あとでターミナルに戻れます
CLI を使う理由として、公式は次の3つも挙げています。パソコンのリポジトリで、すでに入っている道具を使って作業させられること。モデル・考える深さ・許す範囲・コマンドを作業ごとに選べること。対話でも、codex exec でくり返しの手順の中でも使えること。
あわせて読む
- Commands:よく使うコマンドの一覧
- Authentication:ChatGPT のアカウントか API キーでサインインする
- Permissions:Codex に聞かずに進めさせる範囲と、切り替え方
- Best practices:公式が挙げる、うまく使うコツ
公式のページ
- Codex CLI(英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、上の公式ページ(英語)を開いて、入れ方の4つのコマンド・上げ方のコマンド・はじめて使う手順の数・機能の名前とコマンドの名前を1つずつ突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。各機能の細かい使い方と、「次に読む」として挙がっているリンク先(CLI のコマンドの一覧・設定・codex exec のページ)は、入れて始めるまでの目的に要らないため載せていません。Codex CLI・Chat・Diff・Subagent(サブエージェント)・Sandbox・MCP・Skill・Plugin・codex exec の言い換えは、公式の用語集に沿っています。「ターミナル」「Git」「リポジトリ」「CI」「プルリクエスト」「チェックポイント」「シェル」「入力補完」の言い換えは、公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。