OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- ChatGPT デスクトップアプリに入っているブラウザーの開き方と、ふだんのブラウザーとの違い
- 作っている画面をアプリの中で開き、直してほしい所に印とコメントを付けて指示する流れ
- ChatGPT にブラウザーを操作させるときの指示の出し方と、サイトごとの許可
先に知っておく言葉
- 内蔵ブラウザー(built-in browser):ChatGPT デスクトップアプリの中に入っている Web ブラウザー。会話の横で、あなたと ChatGPT が同じ画面を見られます
- Computer Use:ChatGPT がほかのアプリを画面の操作で動かせる、デスクトップアプリの機能。ブラウザーで使うときは、内蔵ブラウザーを ChatGPT が直接操作します
- ChatGPT Work:調べもの・分析や、文書・スライド・表などの仕上がったものを作る、ChatGPT の中のエージェント(AI の働き手)
- 開発用サーバー:作っている Web アプリを、自分のパソコンの中だけで動かして見るための仕組み
- 差分(diff):コードのどこがどう変わったかを並べたもの
使える場所
- Browser の機能は Web 版の ChatGPT とデスクトップアプリにあります。このページは、デスクトップアプリの中の内蔵ブラウザーの話です
- 内蔵ブラウザーは、Codex CLI(ターミナルで使う版)と Codex の IDE 拡張機能(プログラムを書く道具に組み込む版)では使えません
- アプリに最初から入っていて、自動でインストールされます
- 会社などで管理されたパソコンでは、管理者が開けるサイト・アップロード・ダウンロード・開発者向けの機能を制限できます
開き方と、ふだんのブラウザーとの違い
- New tab を押して URL を入れる
- 会話の中の URL を開く
- <kbd>Cmd</kbd>+<kbd>T</kbd>(Windows・Linux は <kbd>Ctrl</kbd>+<kbd>T</kbd>)を押す
どれでもブラウザーのタブが開きます。Enter full view でタブを広げ、Enter split view で会話とタブを横に並べます。<kbd>Cmd</kbd>+<kbd>Shift</kbd>+<kbd>B</kbd>(Windows・Linux は <kbd>Ctrl</kbd>+<kbd>Shift</kbd>+<kbd>B</kbd>)で、広げた表示から横並びに戻したり、タブを出し入れしたりできます。
内蔵ブラウザーは、ふだんのブラウザーとは別の閲覧データ(履歴やサインインの状態)を持っています。開いているタブやサインインの状態は自動では引き継がれないので、アカウントが要る作業ではその場でサインインします。
- アドレス欄に打つと、内蔵ブラウザーの履歴から候補が出ます。履歴に無ければ Google で検索します
- 履歴の検索・削除や Clear browsing data での消去は Settings > Browser で行います(履歴の削除は組織が許していれば)
- ダウンロードは、最初はパソコンの「ダウンロード」フォルダに入ります。Settings > Browser で保存先を変えたり、Ask where to save downloads をオンにしたりできます
- ふだん使っている Chrome・Edge・Brave・Opera・Vivaldi のタブで作業させたいときは、内蔵ブラウザーではなく公式のブラウザー拡張機能を使います
作っている画面を見て、直す所を指示する
- アプリの中のターミナルか、ローカル環境のアクション(登録しておいたコマンドの近道)で、アプリの開発用サーバーを起動する
- 見たいページ(手元で動かしているページ・ファイルのページ・公開されているページ)を開く
- 表示された画面と、コードの差分を見比べる
- ブラウザーの道具の帯で Annotate を押して Annotation mode にし、直したい部品をクリックするか、範囲をドラッグで囲んでコメントを書いて保存する
- 会話で、コメントのとおりに直すよう指示する。直す範囲は狭くしておく
公式は、コメントには何が困っているかと、どうなってほしいかを両方書くとうまくいく、としています。見た目を細かく伝えたいときは、コメント欄の横の Adjust で、文字の種類・文字・余白・色などの値をその場で変えて見てから送れます。
ChatGPT にブラウザーを操作させる
デスクトップアプリでは、ChatGPT Work か Codex が Computer Use で内蔵ブラウザーを直接動かせます。ページを開く・クリックする・文字を打つ・表示の様子を調べる・画面写真を撮る・結果を確かめる、ができます。
- 指示の中で「ブラウザーを使って」と書くか、
@Browserと書いて呼びます - たとえば、手元のアプリの設定画面を開いて表示の崩れを再現し、はみ出している部品だけ直すよう指示する例が公式に載っています
- まだ許可していないサイトを使う前に、ChatGPT は確認を求めます。許可するサイト・止めるサイトは Settings > Browser で管理します
- 情報の送信・買い物・権限の変更・データの削除のような大事な操作の前にも、確認を求めます
- 内蔵ブラウザーでのファイルのアップロードは、ChatGPT には自動でできません
公式は、ページの中身を信用できない情報として扱うよう注意しています。ページに書かれた指示は、まぎらわしいものや悪意のあるものかもしれません。サイトを許可しても、その中身が信用できることにも、すべての操作を認めたことにもなりません。大事な情報を渡す前や操作を任せる前に、サイトと操作の中身を確かめます。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 向いている作業:選択肢を比べる、サイトの上で何段階もある作業を終わらせる、作っているページを点検する
- 画面にしか出ない不具合:表示されたページでだけ見える不具合は、ブラウザーのコメントで場所を指して伝える
- モデルの選び方:画面写真とページを見比べる、いくつものサイトにまたがる作業をする、といった見た目の判断が要る作業では、選べるなら GPT-6 Astra を選び、できあがりの確かめ方も書いておく
- 作業を小さく保つ:1回で見直せる大きさにする。ページ・画面の場所・URL を書く。読み込み中・空・エラー・成功など、気にしている状態を書く。直す部品にコメントを付ける。終わったらもう一度ページを見る。手元のページを開く前に、開発用サーバーを起動するか、動いているかを確かめるよう指示する
- リポジトリの変更の確認:コードの変更そのものは、変更を見るための画面(review pane)で確かめてコメントを付ける
あわせて読む
公式のページ
- Browser(アプリの中のブラウザー、英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、上の公式ページ(英語)を開いて、使える場所、キー操作、ボタンと設定の名前、プレビューとコメントの手順、確認を求める場面を突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。同じページの後半にある、Web とスマホの ChatGPT Work が雲の上の別のパソコンのブラウザーで作業する仕組み(サインインの入力欄、サイトの許可の3つの選び方、使える契約など)は、デスクトップアプリの中のブラウザーとは別の話なので載せていません。開発者向けの機能(Developer mode。Chrome DevTools Protocol を使って速さの記録や通信の中身を調べるもの。組織が止めていれば手元ではオンにできません)、管理者が開けるサイトなどを制限する設定の細かい中身、ChatGPT が閲覧履歴を探してよいか聞いてくる場面の注意、ほかのブラウザーの設定を取り込む機能(パソコンによって使えるもの)も、はじめて使うのに要らないため載せていません。「内蔵ブラウザー」「開発用サーバー」「差分」の言い換えは、公式の用語集に無いか、用語集の説明を短くしたものです。「Computer Use」「ChatGPT Work」は公式の用語集の説明に沿っています。