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ベストプラクティス(Best practices):公式が挙げる、うまく指示するコツ

公式を確かめた日 2026年10月1日(木) / 約8分で読めます

Anthropic の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、Anthropic が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。

このページで分かること

先に知っておく言葉

土台にある、1つの制約

公式は、コツの大半が1つの制約から来ているとしています。Claude の作業の記憶はあっという間に埋まり、埋まるほど働きが落ちる、という制約です。1回の不具合調べやコードの見て回りだけで、数万トークンを使うことがあります。埋まってくると、Claude が前の指示を「忘れ」たり、間違いが増えたりすることがあります。公式は、記憶をいちばん大事に管理すべきものとしています。

確かめる手段を渡す

Claude は、仕上がったように見えたところで止まります。確かめる手段が無いと、間違いに気づく役はあなたになります。合否が出るものを渡せば、Claude は作る→確かめる→直す、を合格するまで自分で回します。

調べる → 計画 → 作る、に分ける

いきなり作らせると、違う問題を解いてしまうことがあります。公式のすすめは次の4段階です。

  1. 調べる:Plan モードに切り替え、関係するファイルを読ませます。Claude は書き換えずに読み、質問に答えます
  2. 計画する:何を変えるか、どういう流れにするかの案を作らせます
  3. 作る:案を認めて Plan モードを抜け、案に沿って作らせます。公式の例では、テストを書いて動かし、失敗を直すところまで指示しています
  4. 記録する:分かりやすい説明を付けてコミットさせ、プルリクエスト(変更を取り込んでもらうための申し出)を作らせます

Plan モードの切り替えは、デスクトップアプリでは送信ボタンの横の選択欄、ターミナルでは Shift+Tab です。ただし計画には手間もかかります。変える範囲がはっきりした小さな直し(誤字の修正など)は、そのまま指示します。計画が役立つのは、進め方に迷うとき、いくつものファイルを変えるとき、よく知らないコードを変えるときです。変更を1文で言えるなら計画は省いてよい、とあります。

具体的に指示する

Claude は意図をくみ取れても、心は読めません。

材料は、@ でファイルを名指しする、画像を貼る、資料の URL を渡す、Claude に自分で取りに行かせる、などで渡せます。まだ探っている段階なら、「このファイルで直すとよいところは?」のようなざっくりした質問も役立ちます。

準備しておくと効くもの

途中で直す・区切る

チェックポイントで戻るのは、Claude がファイル編集の道具で書き換えたものだけです。命令の実行や外の処理による変更は戻らず、git の代わりにはならない、とあります。

公式が挙げている使いどころ

公式が「よくある失敗」として挙げている形と、直し方です。

最後に公式は、どのコツも決まりではなく出発点だとしています。1つの込み入った問題に深く取り組んでいるときは、会話を溜めたほうがよい場合もあり、探るような作業なら計画を省いてよい場合もある、とあります。うまくいったときの指示の形や渡した材料に気をつけておくように、とも書いています。

あわせて読む

公式のページ

確認メモ:2026年10月1日に、公式のベストプラクティスのページ(英語・日本語)を開いて、土台にある制約、確かめる手段の渡し方、4段階の進め方、具体的な指示の4つの型、途中での直し方、よくある失敗の5つを突き合わせました。デスクトップアプリでの Plan モードの切り替え方は、デスクトップアプリのページで確かめました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。公式のページは約3万6千字あり、指示の例文そのもの(英語のコードの例)、/goal やフックで確かめを強める方法、権限の細かい設定と Auto が最初のモードになる版と契約の条件、CLI ツール・MCP・フック・スキル・サブエージェント・プラグインの作り方の例、claude -p を使った自動化や大量のファイルへの一斉の作業、聞き取りに使う道具の名前は、細かい設定やターミナルだけの操作のため載せていません。「トークン」「git・コミット」「プルリクエスト」の言い換えは公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。「確かめる手段」は、公式の用語集の Verification loop の説明に沿った言い換えです。英語版と日本語版で、このページに載せた中身に違いはありませんでした。