Anthropic の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、Anthropic が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- 公式のエラーの一覧の引き方と、エラーが出る前に Claude Code が自分でやり直していること
- サーバーの混み合い・使用量の上限・ログイン・接続・会話の長さ・モデルの指定で出るエラーの意味と、公式が挙げる対処
- エラーは出ていないのに答えが物足りないときに、公式が挙げる確かめ方と、知らせ先
先に知っておく言葉
- API:Claude Code が Claude の返事を受け取るために呼び出す、Anthropic の窓口
- コマンド:
/modelのように、入力欄に/名前と打って呼び出す命令 - コンテキストウィンドウ:その会話で Claude が覚えておける作業の記憶
- 圧縮(Compaction):作業の記憶がいっぱいに近づいたとき、会話を自動で要約して空きを作る働き。
/compactで自分から始められます - プロキシ:会社のネットワークなどで、外との通信を中継する仕組み
- status.claude.com:Anthropic のサービスに障害が起きていないかを知らせるページ
引き方
公式のページの最初に、画面に出た文と、説明の節の対応表があります。出た文と同じものを探して、その節を読みます。
- ターミナルで使う版(CLI)・デスクトップアプリ・クラウドセッションのどれでも、同じエラーと直し方が当てはまります。ただし、Claude Code を呼び出している側のアプリが出すエラー(Wrapper and IDE errors の節)は別です
command not foundのような、インストールのときのエラーは、インストールとログインのトラブルシューティングのページで引きます
エラーが出る前に、やり直しは済んでいる
Claude Code は、一時的な失敗を、間をあけながら最大10回(最初の設定の回数)までやり直してからエラーを見せます。ただし、Claude の返事の途中で起きた失敗は、やり直さないことがあります。エラーが見えたときは、やり直せるものはもうやり直したあとです。やり直しのあいだは、Retrying in Ns · attempt x/y のような残り時間が出ます。
20秒のあいだ返事のデータが届かないと Waiting for API response · will retry in … · check your network と出ますが、この時点ではまだ失敗ではありません。データが届けば消えます。毎回出るなら、ネットワークの問題として扱うように、とあります。
サーバー側のエラー
API Error: 500 Internal server error:API の中での思わぬ失敗です。API そのものから返ってきた 5xx は、あなたの指示・設定・アカウントのせいではありません。status.claude.com で障害を確かめ、1分ほど待って送り直します。元の指示は会話に残っているので、長い指示ならtry againと打つだけで済みます。障害の知らせが無いのに続くなら/feedbackで知らせますAPI Error: Repeated 529 Overloaded errors:すべての利用者の分で、API が一時的にいっぱいの状態です。あなたの使用量の上限ではなく、使用量にも数えられません。数分おいて試すか、/modelで別のモデルに切り替えます。混み具合はモデルごとに別だからです。デスクトップアプリではOpus is experiencing high load. Switch to Sonnet.と出て、モデルの選択欄で切り替えますRequest timed out:時間内に返事がありませんでした。混んでいるときや、とても長い返事を作っているときに起きることがあります。もう一度送りますThe response above may be incompleteで終わる文:返事の途中で切れました。対話の画面では、切れる前に仕上がった分は残ります。continueと返すと、仕上がった所の続きから進めます
使用量の上限
You've hit your session limit・You've hit your weekly limit:契約の使用量を使い切りました。文に出ている時刻まで待ちます。この2つはどのモデルにも共通なので、モデルを替えても使えませんYou've hit your Opus limit・You've hit your Sonnet limit:そのモデルの系統だけの上限です。/modelで別の系統に替えれば続けられます- デスクトップアプリの Code の画面では、セッションの上限のカードに Auto-continue when limits reset があり、印を付けると時刻が来たあとにやり直します(週の上限のカードには無い)
- 上限と戻る時刻は
/usageで見られます。Pro・Max では/usage-creditsで追加の使用量を買え、Team・Enterprise では管理者に申し出られます Server is temporarily limiting requests:契約の上限とは関係の無い、短い制限です。少し待って試します
ログイン・接続
Not logged in · Please run /login:使えるログインの情報がありません。/loginでログインします。デスクトップアプリではAuthentication required · Sign in again to continueと出て、アプリからログインし直しますUnable to connect to APIなど:API につながりませんでした。公式は、インターネットにつながっていない、VPN がapi.anthropic.comを止めている、会社で要るプロキシの設定が無い、を例に挙げています。たまの失敗は自動でやり直されるので、続くときは手元のネットワークを疑います
会話が長すぎる・モデルの指定がおかしい
Prompt is too long(対話の画面ではContext limit reached · /compact or /clear to continue):会話と付けたファイルが、作業の記憶に収まりません。/compactで前の部分を要約するか、/clearで始め直します。何が場所を取っているかは/contextで見られます。使っていない MCP サーバーを止める、大きな CLAUDE.md を削る、も公式の対処ですThere's an issue with the selected model:指定したモデルの名前が分からないか、あなたのアカウントではそのモデルを使えません。対話の画面では、/modelで使えるモデルから選び直します(-pで動かすときは--modelで指定します)
エラーは出ないのに、答えが物足りない
公式は、たいていはモデルではなく会話の状態が原因としています。次を確かめます。
/model:思っていたモデルになっているか/effort:考える深さ(努力レベル)が低すぎないか/context:作業の記憶がいっぱいに近くないか- 大きすぎたり古くなったりした CLAUDE.md や、MCP サーバーの道具の説明が、記憶を埋めたり答えを引っぱったりしていないか
答えがずれたときは、会話の中で直させるより、Esc を2回押すか /rewind で、その前まで戻して指示を具体的にし直すほうが、たいていうまくいく、と公式は書いています。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 長い指示を送り直すとき:貼り直さず
try againと打つ - 529 で止まったとき:
/modelで別のモデルに替えて作業を続ける - モデルの指定:版の番号の付いた名前ではなく、
sonnetやopusのような別名を使う。古くならないため - 答えがずれたとき:直させるより、巻き戻して指示し直す
- 一覧に無いエラー・対処が効かないとき:
/feedbackで会話の記録と説明を Anthropic に送る(送るにはログインが要る)/claude doctorか/doctorで点検する/status.claude.com を見る/GitHub で同じ報告を探す
あわせて読む
- トラブルシューティング(Troubleshooting):うまく動かないとき
- インストールとログインのトラブルシューティング(Troubleshoot installation and login):入らない・ログインできないとき
- モデル設定(Model configuration):モデルの選び方と切り替え方
公式のページ
- Error reference(英語・原文)code.claude.com ↗
- エラーリファレンス(公式の日本語版)code.claude.com ↗
- Glossary(用語集。上の「先に知っておく言葉」の言い換えに使いました)code.claude.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、公式のエラーリファレンスのページ(英語・日本語)を開いて、ここに載せたエラーの文・意味・対処と、自動のやり直しの回数・待ち時間を突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。公式のページは約45万字あり、200を超える節があります。このページでは、ふだんの利用で出会いそうな種類(サーバー・使用量・ログイン・接続・会話の長さ・モデル)のうち代表的なものだけを選び、選んだものも細かい分かれ方や版ごとの違いは省きました。Auto のときの安全の確かめのエラー、API キー・Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry・ゲートウェイを通して使うときのエラー、支払いの上限、証明書のエラー、画像・PDF・道具まわりのエラー、コマンドを打つときのエラー、プラグイン・バックグラウンドのセッション・巻き戻し・設定の警告、やり直しの回数を変える環境変数は、このページには載せていません。「コマンド」は公式の用語集の Command(/名前 で呼ぶ命令)の意味で使っています。「コンテキストウィンドウ」「圧縮」は公式の用語集の説明に沿った言い換えです。「API」「プロキシ」「status.claude.com」の言い換えは公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。