Anthropic の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、Anthropic が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- 起きていることから、公式のどのページを見ればよいかの見当のつけ方
- 動いてはいるのに重い・固まる・作業の記憶の要約が止まる、といったときに公式が挙げている直し方
- 自分で直せないときの、知らせ先と問い合わせ先
先に知っておく言葉
- コマンド:
/doctorのように、入力欄に/名前と打って呼び出す命令 - ターミナル:文字で命令を打ってパソコンを動かす画面
- MCP サーバー:MCP という決まりごとを通して、Claude に道具などを渡すプログラム
- コンテキストウィンドウ:その会話で Claude が覚えておける作業の記憶。会話・読んだファイル・パソコンへの命令の結果などが入ります
- 圧縮(Compaction):作業の記憶がいっぱいに近づいたとき、会話を自動で要約して空きを作る働き。
/compactで自分から始めることもできます - サブエージェント:自分専用の作業の記憶を持ち、任された作業をして、まとめだけを元の会話に返す手伝いの AI
- WSL:Windows の中で Linux を動かす仕組み
まず:起きていることから、見るページを決める
公式のこのページが受け持つのは、Claude Code が動き始めたあとの「重さ・固まり・検索」の問題です。ほかは、それぞれのページに案内しています。
- 入らない・
command not found・ログインがくり返される・403 Forbidden:インストールとログインのトラブルシューティング API Error: 5xx・529 Overloaded・429・model not foundなど、エラーの文が出ている:エラーリファレンス(Error reference)- 設定が効かない・フックが動かない・MCP サーバーが読み込まれない:Debug your configuration のページ
- 聞かれずにファイルを書き換えたり、パソコンへの命令を動かしたりする:権限モードのページの「どのモードで始まるか」
- 重い・返事が遅い・固まる・ファイルが検索で見つからない:このページ(下へ)
どれに当たるか分からないときは、Claude Code の中で /doctor と打ちます。インストール・設定・拡張・記憶の使い具合を自動で点検し、直せるものは、あなたが認めたあとに直すことを提案します。Claude Code がそもそも起動しないときは、ターミナルで claude doctor を打ちます。MCP サーバーの状態は /mcp で見られます。
重い・メモリを多く使う
大きなコードを扱うと、パソコンの力を多く使うことがあります。公式が挙げる手当ては次のとおりです。
/compactをこまめに使って、作業の記憶を小さくします- 大きな作業の区切りごとに、Claude Code を閉じて起動し直します
- 大きな「ビルドの出力フォルダ」を
.gitignoreに入れることを考えます claude --safe-modeで起動し直します。そのセッションでは追加したもの(プラグイン・MCP サーバー・フック)が全部止まるので、軽くなればそのどれかが原因と分かります
1つのセッションのメモリが 2.5GB を超えると、警告が出ます。Claude Code を起動し直し、claude --continue で同じ会話を続けると、メモリが空きます。
それでも重いときは /heapdump を打ちます(一覧には出ないので、全部打ちます)。デスクトップのフォルダ(Linux でデスクトップのフォルダが無いときは、ホームフォルダ)に2つのファイルができます。
.heapsnapshotのファイルには、会話の全部や、ログインの情報まで入っています。公開の場には貼らず、人にも渡さないように、と公式は注意しています- GitHub で知らせるときに付けるのは、
-diagnostics.jsonのファイルだけにします。こちらには会話もログインの情報も入っていません
自動の要約が止まった
Autocompact is thrashing と出たら、要約はできたのに、大きなファイルや結果がすぐにまた記憶を埋めてしまうことが何度も続いた状態です。Claude Code は、むだな繰り返しを避けて要約を止めています。
- 大きなファイルを、一部ずつ(行の範囲や関数ごとに)読むように Claude に指示します
/compactに残すものを添えて、大きな結果を落とします。たとえば/compact keep only the plan and the diff- 大きなファイルの作業を、サブエージェントに任せます。別の作業の記憶で動きます
- それまでの会話が要らなければ
/clearで始め直します
固まった
CtrlCで、いま動いている処理を止めてみます- それでも動かなければ、ターミナルを閉じて起動し直します
起動し直しても会話は消えません。同じフォルダで claude --resume を打つと、続きから再開できます。
表が途中で切れる
200行を超える表は、ターミナルには最初の200行だけが出て、残りの行数が添えられます。切れているのは表示だけで、表そのものは会話に全部残っています。/copy なら全部の行を写せます。大きすぎて読めない表は、ファイルに書き出すように Claude に指示します。
自分で直せないとき
/doctorで点検し、/mcpで MCP サーバーの状態を見ます- Claude Code の中で
/feedbackを使い、Anthropic に直接知らせます - Claude Code の GitHub のページで、同じ問題が知られていないかを見ます
- Claude Code の機能のことは、Claude に直接聞けます。Claude は自分の説明書を読めるようになっています
アカウント・支払い・契約の問題は、Anthropic のサポートへ問い合わせます。claude.ai(Console で使っている人は platform.claude.com)にサインインし、左下の自分の頭文字を押して Get help を選びます。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 迷ったら
/doctor:どのページに当たるか分からないときの、最初の点検 - 重いときの手当て:
/compactをこまめに使う/大きな作業の区切りで起動し直す/大きなビルドの出力フォルダを.gitignoreに入れる/--safe-modeで追加したものが原因かを確かめる - 固まって起動し直したとき:
claude --resumeで会話を拾い直す - 大きすぎる表:ターミナルで読まずに、ファイルに書き出させる
- WSL で検索の結果が少ないとき:探す範囲を絞った指示にする(たとえば「auth-service のパッケージから JWT の確かめ方を探して」)/プロジェクトを Linux 側(
/home/)に置く/WSL を通さず Windows でそのまま動かす
あわせて読む
- エラーリファレンス(Error reference):出たエラーの文から、原因と対処を引く
- インストールとログインのトラブルシューティング(Troubleshoot installation and login):入らない・ログインできないとき
- 権限モード(Permission mode):Claude に聞かずに進めさせる範囲と、切り替え方
公式のページ
- Troubleshooting(英語・原文)code.claude.com ↗
- トラブルシューティング(公式の日本語版)code.claude.com ↗
- Glossary(用語集。上の「先に知っておく言葉」の言い換えに使いました)code.claude.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、公式のトラブルシューティングのページ(英語・日本語)を開いて、症状と案内先の対応・重いときの手当て・メモリの警告の基準・自動の要約が止まったときの直し方・知らせ先を突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。/heapdump の要約の読み方と自分で調べる方法、VS Code などの中のターミナルで文字が崩れるときの直し方、全画面の表示でマウスのホイールが1行ずつしか動かないとき、サンドボックスの中で pbcopy などが効かないとき、SSH でつないだときのコピー、全画面の表示でないときに /compact でもメモリが空くこと、検索に使う ripgrep を入れ直す方法、案内の表のうち VS Code・JetBrains・ディスクの空き・更新のダウンロードが途中で切れたとき・Amazon Bedrock などのクラウドの行は、このページには載せていません。「コマンド」は公式の用語集の Command(/名前 で呼ぶ命令)の意味で使っています。「コンテキストウィンドウ」「圧縮」「サブエージェント」「MCP サーバー」は公式の用語集の説明に沿った言い換えです。「ターミナル」「WSL」の言い換えは公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。