OpenAI の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、OpenAI が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- ChatGPT デスクトップアプリや Web 版で、ネットの最新の情報を調べさせる指示の出し方と、調べた跡の見え方
- いくつもの情報源をまたいで調べ、報告にまとめさせる Deep research の始め方
- 手元の会話(Local)での検索の3つの動き方(cached・live・disabled)と、ネットの結果の扱い方
先に知っておく言葉
- Web 検索(web search):ChatGPT に組み込まれた、OpenAI 自身が用意しているネット検索の道具
- ChatGPT Work:調べもの・分析や、文書・スライド・表などの仕上がったものを作る、ChatGPT の中のエージェント(AI の働き手)
- Deep research:いくつもの情報源を調べ、読み返せる報告にまとめる機能。デスクトップアプリではプラグインとして用意されています(入っていなければ入れます)
- プラグイン:スキル・外のサービスとのつなぎ込み・道具などをひとまとめにして入れられるもの
- 検索の保存済みの結果(cached):OpenAI が前もって集めて整えておいた検索結果。その場でページを取りに行かずに使います
- その場の検索(live):最新の情報を、その時点でネットから調べること
- プロンプトインジェクション:読み込んだページの中に仕込まれた文で、AI の動きを横取りしようとする手口
- config.toml:手元の Codex の設定を書いておくファイル
- サンドボックス:Codex が動かすコマンドが触れる範囲を決めておく囲い
はじめに:ネットの結果は信じ切らない
公式は、Web 検索で出てきた結果は、すべて「信用できない材料」として扱うように、としています。
デスクトップアプリと IDE 拡張機能で調べさせる
- 会話の中で、いまの情報(最新の状況など)を知りたいと指示します
- ChatGPT がネットを調べると、その跡が、ほかの道具を使った跡と一緒に、会話の記録に残ります
IDE 拡張機能(プログラムを書く道具に組み込む版)でも、作業の途中で調べるように指示できます。その場合は、拡張機能がつないでいる Codex 側の検索の設定に従い、調べた跡は会話の記録に出ます。
Web 版で調べさせる
ChatGPT の Web 版では、いまの情報や出どころを求める指示を出します。Web 検索を使ったときは、検索の結果と出どころの印(引用元)が会話の中に出ます。ワークスペース(会社などでまとめて使う場)の設定によっては、検索を使えないことがあります。
Deep research で、まとまった調べものを任せる
いくつもの情報源をまたいで調べ、読み返せる報告がほしいときに使います。
デスクトップアプリの場合:
- Work に切り替え、Plugins を開きます
- Deep research を選びます。入っていない・オフのときは入れるかオンにしてから、Try now を押すと Work の会話が始まります
- 知りたいこと・調べる範囲・ほしい形の結果を書きます。関係するファイルや、つないでいるアプリの情報も添えます
- できた報告と、その出どころを確かめます。気になる所は同じ会話で続けて指示します
プラグインを使えるかどうかは、アカウントとワークスペースの設定で変わります。
Web 版の場合は、Work で会話を始め、+ のメニューから Deep research を選びます(アカウントとワークスペースで使えるときだけ)。そのあとの3と4は、デスクトップアプリと同じです。
手元の会話での検索の動き方
デスクトップアプリ・CLI・IDE 拡張機能で、手元(Local)の会話の場合の話です。
- 最初の状態は cached:その場でページを取りに行かず、OpenAI が整えている保存済みの結果を使います。プロンプトインジェクションの危なさは下がりますが、無くなるわけではありません
- live にする:最新の情報が要る作業のときは、config.toml に
web_search = "live"と書きます - 使わない:
web_search = "disabled"と書くと、Web 検索が切れます - Codex をふだんのサンドボックスの制限なし(Full access)で動かしているときは、最初から live になります
- Web 検索は、サンドボックスの中で動くコマンドのネットのつながりとは別の仕組みです。そのため、コマンドのネットを止めていても、Web 検索は使えるままのことがあります。逆に、検索に付ける「調べてよいサイト」の絞り込みは、コマンドの通信や、つないだアプリ・MCP(外の道具とつなぐ仕組み)には効きません
CLI では、codex --search を付けて動かすと、その1回だけ live の結果を使います。
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- いまの情報がほしいとき:会話の中で、そのまま最新の情報や出どころを求める
- Deep research:いくつもの情報源にまたがる調べもので、読み返せる報告がほしいとき。指示には、知りたいこと・範囲・ほしい結果を書き、関係するファイルやつないだアプリの情報も添える
- live の検索:作業の結果が、最新の情報に左右されるとき
- cached の検索:ページをその場で取りに行かないので、プロンプトインジェクションの危なさを下げられる(無くなりはしない)
Deep research の指示の例として、公式は、会社の食堂の食品ロスを減らす3つのやり方を調べ、裏づけ・費用・取り入れるのに要ることを比べさせる、というものを挙げています。
あわせて読む
公式のページ
- Web search(ネットで調べる、英語。公式の日本語版はありません)learn.chatgpt.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、上の公式ページ(英語)を開いて、Deep research の始め方の手順と押す場所、検索の3つの動き方の名前と設定の書き方、Full access のときの動きを突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。検索の動き方のうち "indexed"(検索の索引が通したときだけ外のネットに出る動き)、調べてよいサイトの絞り込みや組織が決める検索の動き方の設定の名前、自分で用意したモデルの提供元で Web 検索を使う設定(まだ開発中で、最初はオフとされています)、CLI の codex exec --json での見え方、Codex Cloud のネットのつながりの決まりは、ネットで調べさせる使い方に要らないため載せていません。「プロンプトインジェクション」「Deep research」「ワークスペース」の言い換えは、公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。「検索の保存済みの結果」「その場の検索」「IDE 拡張機能」は、用語集の Web search cache・Live web search・Codex IDE extension の説明に沿っています。