Anthropic の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、Anthropic が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- ルーティンとは何か、使える契約と、動き出すきっかけ(時刻・API・GitHub)の種類
- Web・デスクトップアプリ・ターミナルでの作り方と、作るときに決めること
- 確認を求めずに動くことの注意と、回数の上限
先に知っておく言葉
- ルーティン:指示・リポジトリ・コネクタをひとまとめに保存して、自動で動かす Claude Code の設定
- クラウドセッション:自分のパソコンでなくクラウドで動くので、ノートパソコンを閉じても動き続けるセッション(1つの会話)
- リポジトリ・ブランチ:ファイルの変更の歴史を記録したフォルダと、その中で変更を分けて積み上げる流れ
- コネクタ:claude.ai のアカウントに足しておいた、外のサービスとつなぐ仕組み(MCP サーバー)
- スキル:指示・知識・作業の手順を書いたファイル。関係があるときに Claude が読み込みます
- API:プログラムから、ほかのサービスを呼び出す窓口
- プルリクエスト(PR):ブランチの変更を本流に取り込んでもらうための申し出
- 環境:クラウドで動くときの、ネットへのつながり方・使える値・前もって入れる道具の設定
ルーティンでできること
ルーティンは、いまリサーチプレビュー(試験公開)です。動き方・上限・API の形は変わることがある、と公式は断っています。
- 既定では Anthropic が管理するクラウドで動き(組織が自前の場所に回している場合はそちら)、パソコンを閉じていても動きます
- 動き出すきっかけは3種類で、1つのルーティンに組み合わせて付けられます
- スケジュール:1時間ごと・毎晩・毎週など、くり返し。または先の決まった時刻に1回
- API:ルーティンごとの専用の宛先に、合い言葉(トークン)を付けて送ると動く
- GitHub:リポジトリでの出来事(プルリクエスト・リリースなど)に合わせて動く
- 使える契約は Pro・Max・Team・Enterprise です。Team と Enterprise では、オーナーが組織全体で止めることができます
- ルーティンは自分の claude.ai のアカウントのもので、仲間には共有されません。動いた分は自分の使用量に数えられ、変更の記録(コミット)やプルリクエスト、Slack への投稿なども、自分の名前で出ます
確認を求めずに動く
ルーティンは、あなたの確認を待たずに最後まで動きます。権限モードを選ぶ欄は無く、命令の実行、リポジトリにあるスキルの利用、入れたコネクタの道具の利用(書き込みも含む)を、確認なしで進めます(作ったページを公開する操作の一部を除く)。
ルーティンが触れられる範囲は、選んだリポジトリ、環境のネットへのつながり方と値、入れたコネクタで決まります。
Web で作る
- [claude.ai/code/routines](claude.ai ↗) で New routine を押します
- 名前を付け、毎回させる指示を書きます。指示の欄で、毎回使うモデルも選びます
- 作業させる GitHub のリポジトリを1つ以上選びます。毎回、既定のブランチから写して始まり(指示で別のブランチを指定しなければ)、変更は
claude/で始まるブランチに入ります - 環境を選びます。最初からある Default は、ネットへのつながり方が Trusted で、よく使う部品の置き場などの決まった行き先にだけつながります。コネクタは Anthropic のサーバーを通るので、この設定を変えなくても使えます
- Select a trigger で、きっかけを選びます(組み合わせもできます)
- 下の Connectors を見直します。つないでいるコネクタは、最初は全部入っています
- Create を押します。すぐ動かすなら、詳しい画面で Run now を押します。動くたびに、ほかのセッションと並んで新しいセッションができます
デスクトップアプリでは、Code の画面のサイドバー(または More メニュー)の Routines から New routine を押し、Cloud を選びます(Local を選ぶと、自分のパソコンで動くスケジュール済みタスクになります)。どこで作っても同じアカウントに入るので、ほかの場所にもすぐ出てきます。
ターミナルで使う版(CLI)では、/schedule(別名 /routines)と打つと、会話しながら作れます。/schedule daily PR review at 9am のように説明を付けても始められます。claude.ai の契約でログインしている必要があり、Console の API キーや Amazon Bedrock などでログインしていると使えません。CLI から付けられるのはスケジュールと GitHub のきっかけ(GitHub は Claude Code v2.1.225 以降)で、API のきっかけは Web で付けます。
時刻で動かす
- 1時間ごと・毎日・平日・毎週から選びます。時刻は自分の地域の時刻で入れれば、その時刻に動きます
- 9:00 ちょうどのような時刻は、数分遅れて始まることがあります
- 選択肢に無い間隔は、近いものを選んでから CLI の
/schedule updateで細かく決めます。間隔は最短1時間です - 1回だけの予定は、動いたあと自動で止まり、Web では Ran と出ます
動いた結果を確かめる・止める
- 一覧からルーティンを開くと、リポジトリ・コネクタ・指示・予定・これまでの回が見られます。回を開くと、ふつうのセッションと同じように、変更を確かめたり、続きを指示したりできます
- 一覧の緑の表示は「途中で仕組みの不具合が起きずに終わった」という意味で、指示した作業がうまくいったという意味ではありません
- 詳しい画面の上のスイッチで止める・再開する、名前の横のメニューから Edit・Delete ができます。CLI では
/schedule list・/schedule update・/schedule runが使えます - 動く時に GitHub とのつながりが切れていると、最長72時間は回を飛ばし、その間につなぎ直せば自分で再開します。72時間を過ぎるとルーティンはオフになり、つなぎ直したあと自分でオンにします
使用量と上限
- 動いた分は、ふだんの対話のセッションと同じように契約の使用量を使います
- それとは別に、1時間あたりの回数に上限があります。たとえば時刻で動く回(1回だけのものも含む)は、アカウントで1時間100回まで。Run now・API・1回だけの予定のかけ直しは、ルーティンごとに合わせて1時間30回までです
- 契約が一時停止している間、ルーティンは動きません。契約が戻ったら、自分でオンに戻します
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 向いている作業:人が見ていなくても進められ、くり返し行い、はっきりした結果に結びつく作業
- 公式の例(たとえば)
- 平日の夜ごとに課題の一覧を読み、ラベルや担当を付けて、まとめを Slack に送る
- 見張りの道具が API で呼び出し、エラーを調べて、直し案のプルリクエストを下書きで出す
- 新しいプルリクエストが出たら、チーム独自の点検の表で見て、コメントを付ける
- 本番に出すたびに呼び出して、簡単な動作確認とエラーの記録の点検をし、出してよいかを知らせる
- 毎週、取り込まれた変更を見て、古くなった説明書を直すプルリクエストを出す
- あるライブラリの変更を、別の言語の同じライブラリに移す
- 指示は、それだけで分かるように:確認なしで動くため、何をするか、何ができたら成功かをはっきり書く、とあります
- 触れる範囲は、要るだけに絞る:リポジトリ・環境・コネクタのそれぞれを、ルーティンに本当に要るものだけにする。使わないコネクタは外す
- 時刻どおりに始めたいとき:ちょうどの時刻でなく、たとえば 9:07 のように数分ずらす
- 1回だけの予定:たとえば、週の後半に自分へ知らせる、公開を終えたあとに片付けのプルリクエストを出す、など
あわせて読む
公式のページ
- Automate work with routines(英語・原文)code.claude.com ↗
- ルーティンで作業を自動化する(公式の日本語版)code.claude.com ↗
- Glossary(用語集。上の「先に知っておく言葉」の言い換えに使いました)code.claude.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、公式のルーティンのページ(英語・日本語)と用語集を開いて、使える契約・きっかけの種類・作り方の手順と欄の名前・確認なしで動く範囲・時刻の決め方・回数の上限を突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。公式のページは約3万5千字あり、API のきっかけの付け方と呼び出し方(トークンの作り方・送る中身・扱われ方)、GitHub のきっかけの付け方(Claude GitHub App を入れること・対象の出来事・絞り込みの条件・1時間あたりの上限)、claude/ 以外のブランチに送るときの点検、ルーティンがアーティファクトを確認なしで更新する条件、環境の値・準備の手順・ネットの行き先の足し方、コネクタの足し方、上限の表の残りの行と利用クレジット、/schedule が出てこないときの直し方の細かい所、版ごとの移り変わりは、このページには載せていません。「ルーティン」は用語集に見出しが無いため、公式のルーティンのページの説明から一言にしました。「クラウドセッション」「コネクタ」「スキル」は公式の用語集の説明に沿った言い換えです。「リポジトリ・ブランチ」「API」「プルリクエスト」「環境」「コミット」の言い換えは公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。