Anthropic の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、Anthropic が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- VS Code 拡張機能を入れる前に要るものと、入れてから最初の指示を送るまで
- 指示を書く欄でできること(権限モード・モデル・ファイルの指定・過去の会話)
- ターミナルで使う版(CLI)との違いと、公式が書いている安全のための注意
先に知っておく言葉
- VS Code:プログラムを書くための編集ソフト(エディタ)
- 拡張機能:VS Code にあとから機能を足す部品
- CLI:ターミナル(文字で命令を打つ画面)で使う版の Claude Code
- 権限モード:Claude が、あなたに聞かずにどこまで進めてよいかの設定。VS Code では欄の下の表示で切り替えます
- 差分(diff):元の内容と変更案を並べて、どこが変わるかを見せる表示
- Plan モード:ファイルを書き換える前に、まず調べて進め方の案を出す権限モード
- コンテキストウィンドウ:その会話で Claude が覚えておける作業の記憶。会話・読んだファイル・コマンドの結果などが入ります
- チェックポイント:指示を送るたびにできる、あとで戻れる地点。ファイルを書き換える前の状態が残ります
- スキル:手順や知識をまとめた指示のファイル。
/名前で呼ぶこともできます - MCP サーバー:Claude に、ほかのサービスなどを扱う道具を足すプログラム
- Restricted Mode:信頼していない作業フォルダを開くときに使う、機能を制限した VS Code のモード
入れる前に要るもの
- VS Code 1.94.0 以降
- Anthropic のアカウント:有料の Claude の契約(Pro・Max・Team・Enterprise)か、Claude Console のアカウント。API キーは要りません。サインインは、拡張機能を初めて開いたときにこのアカウントで行います。Amazon Bedrock などのほかの会社のサービスを通して使う場合は、別の設定が要ります
- 拡張機能は、チャットの画面のための CLI を中に持っています。ただし VS Code の中のターミナルで
claudeと打って使うには、CLI を別に入れる必要があります
入れ方
- VS Code で
Cmd+Shift+X(Mac)かCtrl+Shift+X(Windows・Linux)を押して、拡張機能の一覧を開きます - 「Claude Code」で探して、Install を押します
Cursor のほか、Devin Desktop や Kiro のような VS Code をもとにしたエディタにも入ります。入れたのに出てこないときは、VS Code を起動し直すか、コマンドパレットで Developer: Reload Window を動かします。
はじめての指示まで
- パネルを開く:Claude Code の印は Spark のマークです。いちばん早いのは、エディタの右上(Editor Toolbar)の Spark を押すこと。この印はファイルを開いているときだけ出ます。ほかに、左のアクティビティバーの Spark(会話の一覧が開き、いつも出ています)や、コマンドパレット(
Cmd+Shift+P/Ctrl+Shift+P)で「Claude Code」と打って Open in New Tab などを選ぶ方法もあります - サインインする:初回はサインインの画面が出ます。Sign in を押し、ブラウザで認可を済ませます。そのあと Learn Claude Code のチェックリストが出ます
- 指示を送る:仕組みの説明、不具合の調べ、変更など、手元のコードやファイルのことを指示します。エディタで選んだ文字は、自動で Claude に見えます。
Option+K(Mac)/Alt+K(Windows・Linux)で、@app.ts#5-10のようなファイルと行の指定を欄に入れられます - 変更を確かめる:欄の下に出ている権限モードで変わります
- Auto か Edit automatically では、作業フォルダのほとんどのファイルを聞かずに書き換えます
- Manual では、元の内容と変更案を左右に並べた差分を見せてから、許可を求めます。受け入れる、断る、代わりにどうするかを指示する、から選べます。差分の中で変更案を自分で直してから受け入れると、そのことが Claude に伝わります
- 変更を1か所ずつ見るときは、各変更の下の Accept this change・Reject this change を使います(Claude Code v2.1.275 以降。変更が100を超える差分では、このボタンは出ません)
指示を書く欄でできること
- 権限モードを切り替える:欄の下のモードの表示を押します。Auto(たいていの操作を、聞く代わりに分類器という別の仕組みが確かめる)、Manual(ファイルの書き換えと、ほとんどのコマンドの前に聞く)、Plan(何をするかを説明し、承認を待ってから変える)、Edit automatically(聞かずに書き換える)があります。Plan では、計画が Markdown の文書として開くので、本文の中にコメントを書き込んで伝えてから Claude に始めさせられます
- 始めのモード:Claude Code v2.1.283 以降は、組み込みの始めのモードが Auto です。それより前の版では、Pro・Max・Team の契約のときだけ Auto でした。設定などで変わることがあります
- モデルを替える:
/で開くメニューの Switch model… か、欄の下のモデル名を押します(モデル名のボタンは Claude Code v2.1.257 以降) /のメニュー:モデルの切り替えや、拡張思考(返事の前に考える働き)のオンオフ、ファイルを付けることなどができます- 記憶の使い具合:欄に、コンテキストウィンドウの使っている量が出ます。必要になると自動で要約して詰めます
ファイルや画像を渡す
@に続けてファイル名かフォルダ名を打つと、Claude がその中身を読みます。名前の一部だけでも探せます。フォルダは最後に/を付けます- どのファイルをエディタで開いているかも、何も選んでいなくても Claude に伝わります。選んだ文字だけにしたいときは、設定の Attach Open File をオフにします(Claude Code v2.1.271 以降)
- 画像は欄に貼り付けます。ファイルは
Shiftを押しながら欄へドラッグします
過去の会話と、いくつもの会話
- パネルの上の Session history で、前の会話を探せます(言葉で探す・日時でたどる)。選ぶと、やり取りを全部持ったまま続けられます
- 既定では、14日間動きの無い会話は自動で Archived sessions に移ります。開いている・未読・グループに入っている会話は移りません(Claude Code v2.1.265 以降)
- コマンドパレットの Open in New Tab・Open in New Window で、別の会話を並べて開けます。会話ごとに記憶は別です。タブの Spark の色の点は、青が許可待ち、オレンジが見ていないあいだに終わった印です
チェックポイントで戻す
メッセージにカーソルを合わせると、戻すためのボタンが出ます。選べるのは3つです。
- Fork conversation from here:コードの変更はそのままで、ここから会話を枝分かれさせる
- Rewind code to here:会話はそのままで、ファイルの変更をここまで戻す
- Fork conversation and rewind code:会話を枝分かれさせ、ファイルの変更もここまで戻す
CLI との違い
/で使える指示(コマンドとスキル)は、CLI はすべて、拡張機能は一部です。!で始めるシェルの近道と、Tab での入力の補完は CLI だけです。MCP サーバーの設定とチェックポイントは、どちらでも使えます- CLI だけの機能が要るときは、VS Code のターミナル(`
Cmd+`(Mac)/Ctrl+`(Windows・Linux))でclaude` を動かします。これには CLI を別に入れておく必要があります - 拡張機能と CLI は、会話の履歴を共有しています。拡張機能での会話を CLI で続けるときは、ターミナルで
claude --resumeを動かして選びます - 設定は2種類です。VS Code の設定(
Cmd+,/Ctrl+,→ Extensions → Claude Code)は拡張機能のふるまい、~/.claude/settings.jsonは CLI と共有の設定です - CLI のような画面で使いたいときは、設定の Use Terminal にチェックを入れます
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- VS Code で使うなら拡張機能:公式は、VS Code の中ではこの拡張機能を使うやり方を勧めています
- 置き場所:パネルはドラッグで、右のサイドバー・左のサイドバー・エディタのタブの位置に動かせます。右のサイドバーは、コードを書きながら Claude を見えるままにしておけます。エディタのタブに置くのは、脇の作業に向く、とあります。主の会話はサイドバーに置き、脇の作業は別のタブで開くのが公式のすすめです
- 信頼できないコードを扱うとき:自動で書き換える権限のときは、VS Code が自動で動かすことのある設定ファイル(
settings.json・tasks.jsonなど)も書き換えられます。そのため公式は、信頼できない作業フォルダには VS Code の Restricted Mode を使う、Edit automatically や Auto でなく Manual にする、受け入れる前に変更をよく見る、の3つを挙げています
困ったとき
- 入らない:VS Code の版(1.94.0 以降)と、拡張機能を入れる権限があるかを確かめます。VS Code Marketplace のページから入れる方法もあります
- Spark の印が見えない:ファイルを開きます(フォルダを開いただけでは出ません)。VS Code の版を確かめる、Developer: Reload Window を動かす、Cline・Continue のような、ほかの AI の拡張機能をしばらく止める、を試します。Restricted Mode では拡張機能は動きません
あわせて読む
- 権限モード(Permission mode):Claude に聞かずに進めさせる範囲と、切り替え方
- チェックポイント(Checkpointing):Claude の変更を巻き戻す
- セッション(Session):会話を分ける・続ける・名前を付ける
- クイックスタート(Quickstart)とターミナルガイド(Terminal guide):ターミナルでのインストールから、はじめての指示まで
公式のページ
- Use Claude Code in VS Code(英語・原文)code.claude.com ↗
- VS Code で Claude Code を使用する(公式の日本語版)code.claude.com ↗
- Glossary(用語集。上の「先に知っておく言葉」の言い換えに使いました)code.claude.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、公式の VS Code のページ(英語・日本語)と用語集を開いて、入れる前に要るもの・入れ方・始め方・欄でできること・権限モードの名前と始めのモード・CLI との違い・安全の注意・困ったときの対処を突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。公式のページは約7万字あり、Claude.ai のクラウドの会話を VS Code で続ける方法、使用量の画面、会話の一覧のグループ分けと絞り込み、プラグインの管理、Chrome と組み合わせたブラウザ操作、VS Code のコマンドとキー操作の一覧、拡張機能の設定の細かい一覧、画面読み上げソフトでの使い方、ターミナルの出力や裏で動く作業の見方、MCP サーバーの足し方、git での作業、ほかの会社のサービスを通す使い方、内蔵の IDE 用 MCP サーバーの仕組み、/ のメニューの細かい項目(フック・権限・メモリーなどの画面)、/btw・プロンプトキャッシュの時計・エージェントの地図、macOS で Cmd+Esc が効かないときと返事が来ないときの対処、外し方は、このページには載せていません。「VS Code」「拡張機能」「CLI」「差分」「Restricted Mode」の言い換えは公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。「コマンド」は、公式の用語集では /名前 で呼ぶ指示のことで、このページの「コマンドとスキル」はその意味ですが、「ほとんどのコマンドの前に聞く」「コマンドパレット」は、パソコンへの命令や VS Code の機能の呼び出し口の意味で使っています。公式の日本語版は、確かめた日の時点で英語版と同じ内容でしたが、チェックポイントの3つのボタンの名前を日本語に訳して載せています。また、自動でしまう会話の例外のうち「グループに入っている」の所が、日本語版では「グループ内にない」とも読める訳になっていたため、英語版に合わせました。このページでは、英語版のとおり画面に出る英語の名前で書きました。