Anthropic の公式の説明(下の「公式のページ」)を、内容を足さずに読みやすい日本語に書き直したものです。公式の翻訳ではなく、Anthropic が作ったものでもありません。公式は予告なく変わるので、使う前に公式のページもご覧ください。
このページで分かること
- Claude Code GitHub Actions でできること(コメントで
@claudeと書いて動かす、決めておいた指示を自動で動かす) - 始め方:
/install-github-appで進める方法と、自分で用意する方法 - だれが動かせるか、かかる費用、うまく動かないときに見る所
先に知っておく言葉
- リポジトリ:git で変更の履歴を残しているプロジェクトのフォルダ。ここでは GitHub の上にあるもの
- issue・プルリクエスト(PR):GitHub で、課題や相談を書き込む場所と、変更を取り込んでもらうための申し出
- GitHub Actions・ワークフロー:GitHub の上で、決めたきっかけで処理を自動で動かす仕組みと、その中身を書いたファイル(リポジトリの
.github/workflows/に置きます) - GitHub App:GitHub に入れて、リポジトリを操作させるアプリ
- シークレット:GitHub に預けておく、鍵などの秘密の値。ワークフローからは名前で呼び出します
- API キー・OAuth トークン:Claude を使うための認証の値。API キーは Claude Console で作る鍵、OAuth トークンは Claude の契約で使うための値です
- スキル(Skill):Claude に足す手順や知識を書いたファイル。
/名前で呼び出せます - プラグイン(Plugin):スキルなどを1つにまとめて、入れられるようにしたもの
できること
GitHub のワークフローから Claude Code を起動する仕組みです。
- issue や PR のコメントで
@claudeと書くと、Claude がコードを調べ、変更を作り、コミットを push します - ワークフローに指示を書いておけば、GitHub で起きるできごとをきっかけに、呼びかけなしで自動で動きます
名前の似た Code Review(ワークフローを書かずに PR ごとに自動でレビュー)や Claude Code in the cloud は、別のページで説明されています。
かんたんな方法:/install-github-app
どちらの方法でも、リポジトリの管理者の権限(admin access)が要ります。この方法は github.com のリポジトリだけで使えます(gitlab.com や bitbucket.org では、知らせを出して終わります)。Claude API と Claude の契約で使え、Amazon Bedrock などのクラウドを通す場合は別のページの手順になります。
- 先に GitHub CLI を入れ、
gh auth loginで認証しておきます - つなぎたいリポジトリで
claudeを開き、/install-github-appと打って、案内に沿って進めます - Claude GitHub App が入ります。続けて GitHub Actions の準備をするかを聞かれます(Skip for now を選ぶとアプリだけで止まり、あとでもう一度打てば続きができます)
- 認証の値を決めます。Claude Code に API キーがあればそれを使います。無ければ、契約で長く使えるトークンを作るか、API キーを貼るかを選びます。値はリポジトリのシークレットに、
ANTHROPIC_API_KEY(API キー)かCLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN(契約のトークン)の名前で入ります - 選んだワークフローのファイルを入れたブランチが push され、ブラウザで PR を作る画面が開きます。PR を作ってマージすると、そのリポジトリで
@claudeが使えます
途中でやめるときは Esc を押します。進めている段は終わり、そのあとの段は始まりません。最後に、すでに済んだこと(push したブランチ、保存したシークレットなど)が並びます。
レビューのワークフローも選ぶと、Claude は PR に直接レビューを書きます(見つけた点ごとのコメント、何も無ければまとめのコメント1つ)。下書きの PR などは飛ばします。v2.1.229 より前は、レビューは実行の記録にだけ書かれていました。新しくするには、もう一度 /install-github-app を打ち、Update workflow file with latest version を選びます。
自分で用意する方法
公式は、手元で Claude Code を使わないとき、コマンドがうまくいかないとき、ワークフローのファイルを自分で細かく決めたいときに、こちらを挙げています。
- Claude GitHub App をリポジトリに入れます
- リポジトリにシークレットを足します。
ANTHROPIC_API_KEYなら Claude Console の API キー、CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKENなら手元でclaude setup-tokenを動かして作るトークンです(トークンは Pro・Max・Team・Enterprise の契約で使えます) - 公式の
examples/claude.ymlを、リポジトリの.github/workflows/に写します。そのままで、@claudeに応える動くワークフローです。トークンを使うときは、ファイルの中の API キーの行をトークンの行に替えます
用意ができたら、issue か PR のコメントで @claude と書いて試します。
2つの動き方
- 対話(Interactive mode):ワークフローに指示(
prompt)が無いときです。issue・PR のコメント、PR のレビュー、新しく開いた issue の本文か題に、呼びかけの言葉(既定は@claude)が書かれると応えます。進み具合と結果は、その issue や PR のコメントに出ます - 自動(Automation mode):ワークフローに指示があるときです。呼びかけを待たずに動きます。結果は、既定では実行の記録に出ます。指示の中で書き込むように伝え、書き込める道具があれば、issue や PR にも書けます
指示には、ふつうの文のほかに、スキルの呼び出し(/名前)も使えます。決めた時刻に動かすこともできます。ただし GitHub は、時刻で動かすワークフローを既定のブランチからだけ動かし、公開のリポジトリでは60日動きが無いと止めます。ふつうの文の指示では、必要な道具を許可するまで、Claude はパソコンへの命令(シェル)も GitHub の API も使えません。
だれが動かせるか
どちらの動き方でも、Claude が動き出す前に2つを確かめます。どちらかで止められたら、その回は失敗に終わります。
- 書き込みの権限:issue や PR のできごとでは、書いた人にリポジトリへの書き込みの権限が要ります(
allowed_non_write_usersを決め、自分のgithub_tokenを渡せば例外を作れます)。時刻で動かすときのように、人が書いたのでないできごとでは、この確かめはありません - 人であること:bot がきっかけのときは、
allowed_botsに入れていなければ止まります。bot どうしで Claude を呼び合い続けないためです。時刻で動かすときも確かめられ、最後に時刻の設定を変えたのが bot なら、その bot をallowed_botsに入れます
アプリに認める権限
Claude GitHub App は、Code Review など GitHub とつながる Claude のほかの機能と共通です。入れるときは、11の権限をまとめて認めます。一部だけを認めることは、GitHub ではできません。このうち Claude Code GitHub Actions が使うのは、Contents・Issues・Pull requests の読み書きの3つです。
かかる費用
1回動くたびに、GitHub Actions の実行時間(分)と、Claude の API のトークンを使います。OAuth トークンで認証したときは、API の料金としてではなく、Claude の契約の分として数えられます。
うまく動かないとき
@claudeに応えない:アプリがそのリポジトリに入っているか/ワークフローが有効か/シークレットに API キーかトークンが入っているか/@claudeが1語のまま書かれているか(/claudeや@claude-botではない)/書いた人に書き込みの権限があるか- Claude のコミットで、ほかの自動のチェックが動かない:GitHub は、既定の
GITHUB_TOKENで作られたコミットではワークフローを動かしません。github_tokenにそれを渡しているなら外し、Claude GitHub App として認証させます - 認証のエラー:ワークフローを調べる前に、手元で
claudeを動かして、その値が使えるかを確かめます
やめるとき
- ワークフローのファイルを消すと、動かなくなります
- シークレットを消しても、値そのものは有効なままです。API キーを使えなくするには、Claude Console でもキーを消します
公式が挙げている使いどころ
公式のページに書いてある向き・使い方だけを並べます。
- 使い道:issue を PR にする、コメントからバグを直す、くり返しの作業を自動にする
- コメントの例:たとえば、issue の説明どおりに機能を作る、ある部分の作り方を相談する、ある部品のエラー(TypeError)を直す、などを
@claudeに続けて書きます - 決まりは CLAUDE.md に:リポジトリの一番上の CLAUDE.md に、コードの書き方、レビューの基準、プロジェクトの決まりを書いておくと、Claude は PR を作るときや応えるときにそれに沿います
- 鍵を守る:API キーやトークンはリポジトリのファイルに書き込んでコミットせず、必ず GitHub のシークレットに置きます。ワークフローには要る権限だけを渡し、マージの前に Claude の変更を見直します
- 費用を抑える:
@claudeへの指示を具体的に書く/issue のひな形で前もって情報をそろえる/CLAUDE.md を短く保つ(毎回読まれるため)/claude_argsの--max-turnsで回数に上限を付ける/ワークフローに時間の上限を付ける/同時に動く数を GitHub の仕組みで絞る - 組織の複数のリポジトリで使う:共通のシークレットにするなら、OAuth トークンではなく API キーで認証します。トークンは、作った人の契約にひもづくためです
- レビューの仕方を自分で決めたいとき:指示・モデル・きっかけを自分で決めるなら、レビューのワークフローを自分で書きます。ワークフローの手入れをせずに自動でレビューさせるなら、Code Review です
あわせて読む
公式のページ
- Claude Code GitHub Actions(英語・原文)code.claude.com ↗
- Claude Code GitHub Actions(公式の日本語版)code.claude.com ↗
- Glossary(用語集。上の「先に知っておく言葉」の言い換えに使いました)code.claude.com ↗
確認メモ:2026年10月1日に、公式の英語のページと日本語のページ、用語集を開いて、2つの始め方の手順・シークレットの名前・使える契約・動き方・動かせる人の決まり・アプリの権限・費用・うまく動かないときの見どころを突き合わせました。公式のページに更新日の表示は無いため、この日付は「このサイトが確かめた日」です。公式のページは約3万字あり、ワークフローのファイルの中身(設定の書き方の例)、組織全体への入れ方と、秘密の値を置かずに認証するやり方、Amazon Bedrock などのクラウドを通す設定、権限を3つに絞った自前の GitHub App を作る方法、Claude GitHub App を外すときの注意、細かい設定項目の一覧、ベータ版からの移り方、公開のリポジトリでほかの人の写し(フォーク)から来た PR の扱いは、このページには載せていません。「リポジトリ」「issue・プルリクエスト」「GitHub Actions・ワークフロー」「GitHub App」「シークレット」「API キー・OAuth トークン」の言い換えは公式の用語集に無く、ふつうの意味を一言で添えたものです。英語版と日本語版の内容に、大きな違いは見つかりませんでした。